【感想】冠さんの時計工房(~4巻まで)
おすすめ度:★★★☆☆
6月10日は時計の日(時の記念日)だそうです。
冠時計店の店主で主人公・冠綾子の日常を描きつつも、訪れたお客の時計にまつわるエピソードに心温まるお話。
たかが時計、されど時計。
買うとき、贈るとき、普段つけている間、傷がついてしまったとき、少しずつだけど確実に刻まれてきた思い出たち。
それは調子が悪くなった時や壊れてしまった時に大切さに気付かされるものです。
【感想】ライター×ライター(3巻完結)
おすすめ度:★★★☆☆
アニメの脚本などの解説が多く若干テンポは悪く感じますが、ストーリーとしては簡潔で長くはありません。
簡潔なストーリーはその分わかりやすく、主人公・カエデちゃんの仕事が認められたときとか、3巻の脚本対決の結果とか面白かったです。
作中のアニメ、特に「サイレント」はアニメで見てみたいと思わせてくれます。
【感想】チ。-地球の運動について-(~3巻まで)
おすすめ度:★★★★☆
宇宙の話であって、人間の話。
天動説が信じられていた時代、地動説を考えた人たちがすごいというのはあります。
一方で、天動説が正しいと信じ、研究した人たちは「天動説が真実ではない(のかもしれない)」ということを突き付けられたとき、どんな思いが去来したのでしょうか。
【感想】アカイリンゴ(2巻まで)
おすすめ度:★★★☆☆
性行為が違法になっている日本で、思春期の優等生が興味や誘惑、本能や理性の間で揺れ動くさまは面白いです。
1巻から若干(?)やばい感じの描写がされている主人公の母親が今後どうしてくるのか楽しみです。
【感想】いいからしばらく黙ってろ!(1巻)
おすすめ度:★★★☆☆
大変なことになっている主人公の状況から、観劇、観劇でのアクシデント、劇団への入団とすごいスピードで展開していきます。
コミックス1巻では主人公の最悪な状況からの脱出と心機一転劇団への入団が描かれますが、今後どういう方向に進むのかわからないのが楽しみです。
キャラの表情や状況がわかりやすく、ストーリーの展開の速さを邪魔せず大変読みやすいです。
【感想】友達として大好き(~2巻まで)
おすすめ度:★★★☆☆
主人公・沙愛子が、逃げ込んだ生徒会失で高敷結糸と友達になろうとする話。
2巻では生徒会の話が中心ですが、好きなのはまゆりちゃんの話が好きです。誰も悪くない、間違っていないのに起こるちょっとした意見の違い、それと本当に友達になりたいことを比べて、どうするのか自身の中で悩んで葛藤して決意するのがとてもかっこいいです。
【感想】しあわせのくに(1巻完結)
おすすめ度:★★☆☆☆
近未来、全感覚投入型VR技術の発達した中でも人間の欲や苦しみは変わらない。
通底するSF設定に男女の関係をメインとした欲望や苦悩を表した短編集のような感じです。
ちゃんと設定があると思うんですが、作中に出てくる「ナーム」の設定とかは作中で出してほしかったです。
【感想】魔女ノ湯(2巻完結)
おすすめ度:★★☆☆☆
話は急ごしらえ感、ツッコミどころがありますが、まとまっており雰囲気もいいです。
絵もうまくエロいんですが、真面目なストーリーにはかえって邪魔になり話が入ってこないです。
【感想】呪いと性春 文野紋短編集(1巻完結)
おすすめ度:★★☆☆☆
Twitter上での作品のリメイクを含む短編集。
歪というか変なんだけど、誰もが恋愛で思ったことのあることがちょっと行き過ぎたような感じを受けます。
たぶんその「ちょっと行き過ぎ」ても歪に感じても、それをやめることができないのは呪いなんだと思います。
【感想】みどりの星と屑(~2巻まで)
おすすめ度:★★★☆☆
漫画家になるために頑張る美術家の学生たちのお話。
テーマ的にもだいぶ黒くて暗いです。
程度の差はあるとしても、一生懸命頑張っているものがある人ほど、きっと主人公・翠と同じようになると思います。