漫画感想

【感想】神様になった日(1巻)

2021年5月29日

 麻枝作品が好きな方なら面白いのかもしれない。

基礎情報

神様になった日1巻表紙
出典:神様になった日1巻表紙

作品名 : 神様になった日
ジャンル: 日常
漫画  : ZEN
原作  : 麻枝准
出版社 : 株式会社KADOKAWA
掲載誌 : ComicWaiker
レーベル: 電撃コミックスNEXT
発表期間: 2020年11月~
巻数  : 1
アニメ : -

 全知の神を自称する少女とのかけがえのないひと夏の思い出―――

 終末を予言する少女との毎日は、いつも新鮮な驚きに満ちていて―――

出典:神様になった日1巻帯

感想概要

 おすすめ:★☆☆☆☆
 30日後にこの世界が終わると告げて、主人公の恋を成就させたいのか、世界を救わせたいのか、何をしたいのかわからずストーリーらしきものは進んでいるように見えない。
 1巻7話までで少なくとも世界の終りまで9日しか残ってないのに、何をするのか。
 台詞にある描写がされていないところもありますが、アニメを見ている前提での作成なんでしょうか。

Sample

主な登場人物

・成神陽太(なるかみようた)
 主人公。高校3年生。
 伊座並に片思いをする少年。
 突然現れた神様を自称する少女に絡まれる。
 
・オーディン
 本名佐藤ひな。
 神様を自称する少女。

・伊座並杏子(いざなみきょうこ)
 高校3年生。
 主人公の幼馴染。
 幼少の頃に母親を病気で亡くしている。

あらすじ

 主人公・陽太は大学受験を控え、勉強の息抜きに公園でバスケットボールをしていた。
 そこに自身をオーディンと呼び全知の神であると自称する少女に話しかけられる。

 彼女は「30日後にこの世界は終わる」と告げる。

 彼女に伊座並に片思いをしていることを知られ様々なアプローチをさせられ、妹の映画撮影の手伝いをさせられ、様々なことに巻き込まれていく。
 

感想

 2020年10月~12月に放送された同名アニメ作品のコミカライズ。
 アニメは未視聴。

 導入から唐突です。
 主人公と佐藤ひなと出会いも、30日後にこの世界は終わることを告げられることも。

 30日後にこの世界が終わると告げて、主人公の恋を成就させたいのか、世界を救わせたいのか、何をしたいのかわからずストーリーらしきものは進んでいるように見えない。
 1巻7話までで少なくとも世界の終りまで9日しか残ってないのに、何をするのか。

 「大魔法の日」は麻枝さんと言った感じでよかったと思いますが、泣きゲー全盛から抜け出せていない印象。病気でも夫や娘の未来のためビデオメッセージを残す母親、それを見て母の想いを無駄にしないように決意する夫娘。
 健気でしょ?泣くでしょ?ホラ泣けよ、と言われるような錯覚さえ起きます。

神様になった日1巻053
出典:神様になった日1巻

 
 「図書館で音楽心理学の本を携えていた」描写は見つけられませんでした。
 元となるアニメをコミカライズしているのに台詞にある描写がされていないところもありますが、アニメを見ている前提での作成なんでしょうか。
 
 量子力学と情報工学の天才やスーパーハッカ―を雇ってその研究内容をしている話、自然言語処理の論文の話などが出てきているので、佐藤ヒナがAIやアンドロイド、もしくは病気で実は言語を話せないと言った伏線なのかもしれません。
 それだとしても麻雀の話をどう生かすのかは謎ですが。

 絵は綺麗で背景も描かれ読みやすくはありますが、前述のように話は全く分かりません。
 

作者・書籍関連

 ZENさん
 https://twitter.com/ZEN_KAMURO


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