漫画感想

【感想】もののがたり(~12巻まで)

2021年1月27日

 現代和風ファンタジーが好きな方におすすめ。

基礎情報

もののがたり12巻表紙
出典:もののがたり12巻表紙

作品名 : もののがたり
ジャンル: 和風ファンタジーアクション
漫画  : オニグンソウ
原作  : -
出版社 : 集英社
掲載誌 : ウルトラジャンプ
レーベル: ヤングジャンプコミックス
発表期間: 2014年5月~
巻数  : 12
状態  : 連載中
アニメ : -

 長き月日を経た器物は、やがて神錆びて心を宿し”付喪神”となる。
 付喪神を憎む青年・兵馬と、付喪神を愛する少女・ぼたん。
 二人の共棲生活は唐傘の急襲により崩れ去る。
 突如兵馬たちの前に現れた討伐隊の面々、その実態は唐傘により肉体を喰われた同胞の亡骸であった。
 仲間の能力を用いて襲い掛かる唐傘に劣勢を強いられる賽眼たちの命運や如何に―――

 絆と恋の付喪ノ語り、自体急変の第十二巻。

出典:もののがたり12巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★★★☆
 付喪神を憎む少年と付喪神を愛する少女との絆と恋の物語。
 主人公のブレない信念と変わっていく感情を描いていて面白いです。
 引手を武器にするなど独特の設定を活かしつつ、ストーリーの展開や思惑、アクションも素晴らしいです。

Sample

主な登場人物

・岐兵馬(くなとひょうま)
 主人公。 
 かつて目の前で兄と姉を付喪神に殺されてから付喪神を憎んでいる。
 そんな彼を見かねた賽眼御三家の一角「岐家」の当主・岐造兵の提案により長月家にお世話になることに。

・長月ぼたん(ながつきぼたん)
 生まれた際に「神隠し」にあい、その際に御三家により救命される。
 それ以降付喪神たちの視線の中生きており、辛い経験もあったことから人を信じることを恐れている。

・辻白百合(つじしらゆり)
 賽眼御三家の一角「辻家」の跡取り。

・八衢菫(やちまたすみれ)
 賽眼御三家の一角「八衢家」の現当主。

・羽織(はおり)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 羽織の付喪神。
 女性の姿をした、婚礼調度の中でのまとめ役。
 冷静沈着で笑みを絶やさない温和な性格の一方、ぼたんに危害を加える存在には容赦しない。

・匣(くしげ)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 白髪に白髭の初老男性の姿をしており、声が小さい。

・鏡(かがみ)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 鏡の付喪神。
 幼い少女の姿をしている。

・硯(すずり)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 硯の付喪神。
 青年の姿をしている。

・結(ゆう)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 簪の付喪神。
 ぼたんを溺愛しており兵馬を警戒している。

・薙(なぎ)
 京都三大付喪神の一角「婚礼調度」のうちのひとり。
 刀の付喪神。
 大柄な男性の姿をしている。

あらすじ

 年月を経て器物は心を宿し付喪神となる。
 主人公・岐兵馬は兄と姉を付喪神に殺され、付喪神を憎んでいた。
 見かねた賽眼御三家の一角「岐家」の当主で祖父の岐造兵の提案により付喪神と家族として暮らす少女・長月ぼたんのところで共に暮らし、付喪神について見極めるよう言われる。

 兵馬の兄と姉を殺した付喪神である唐傘の付喪神・天日率いる「藁座廻(わらざまわし)」。
 彼らの殲滅に乗り出した賽眼の討伐隊は最悪の結果を迎えた。
 唐傘により屠られた同胞は亡骸を奪われ、賽眼の仲間たちに襲い掛かる。

 唐傘の急襲により、格の違いを見せつけられ、長月ぼたんを奪われ岐兵馬達は―――。

感想

 唐傘の急襲からぼたんちゃんを奪われるその時、奪われるぼたんから発せられたその言葉。
 とてもその場に似つかわしくなく、しかしどれほどの思いだったのか。

 多くの仲間を失い、ぼたんちゃんが奪われ、それでも進もうとぼたんちゃんを取り戻そうと決意する兵馬。
 それを見て覚悟を決める婚礼調度。
 最終決戦の総力戦へ向けての展開にテンション上がってきます。

前巻までの感想

作者・書籍関連

 オニグンソウさん
 https://twitter.com/onigunsou


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