【感想】勇者と魔王の魂魄歴程（エクスタシス）（３巻完結）

　勇者と魔王が互いに入れ替わる重厚ダークファンタジー
　そんな設定のギャグ漫画を読みたい人におすすめ

基礎情報

作品名　： 勇者と魔王の魂魄歴程（エクスタシス）
ジャンル： 入れ替わりファンタジー
漫画　　： GEN
原作　　： -
出版社　： 株式会社講KADOKAWA
掲載誌　： 月刊コミックフラッパー
レーベル： MFコミックス フラッパーシリーズ
発表期間： 2018年12月号～2020年9月号
巻数　　： 3
アニメ　： -

　定められた人生に嫌気がさしていた勇者は魔王との決戦のドサクサで、転生の禁呪を使用するがまさかの失敗でかよわい女の子になってしまう。
　最強から最弱へ転落した、勇者の明日はどっちだッ！！
　重厚肉厚な転生ダークファンタジー、ここに開幕ッ！

出典：勇者と魔王の魂魄歴程（エクスタシス）１巻裏表紙

感想概要

感想

　子供の頃うっかり勇者の力に目覚めてしまった主人公。名声が高まるにつれ上がっていくハードル、精霊に純潔を誓うことになり、魔王を倒せば国を統べる未来まで待っている。
　冗談じゃない、勇者なんてもう嫌だ。

　魔王は魔王で若い時にはっちゃけすぎてうっかり魔王の座におさまっちゃって、魔王としての威厳だの恐怖をばらまけだのと求められて息が詰まる。
　戦いなんてもう嫌だ、もう静かに過ごさせて。

　そんな二人が互いに討ちあうその時に、二人とも転生の禁呪を仕掛けていた！
　転生したら魔法も使えない弱い体になって、性別も変わってる、そんな二人が出会って旅に出る。

　面白い設定の重厚ダークファンタジー風ギャグ漫画。
　３巻から展開がめちゃくちゃ早いから何かと思ったら完結、たぶん打ち切られたわこれ。

　人物、背景、アクションどれも絵がうまいし、設定も面白いと思うんだけど、ウケなかったか…。
　
　１巻の妖精は黒幕が妖精っぽくなってたんだな。１巻でちらっと登場している勇者一行のうち２人が出てきたり、後々の展開は考えてたんだろうというのが見え隠れしてて辛い。
　いろいろツッコミどころはありつつも、結構勢いあって好き。

書籍関連

　GENさん
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