漫画感想

【感想】笑うあげは 盲牌の蝶(4巻完結)

2020年8月25日

基礎情報

笑うあげは4巻表紙
出典:笑うあげは4巻表紙

作品名 : 笑うあげは
ジャンル: 麻雀
漫画  : 田中ユタカ
原作  : -
出版社 : 株式会社竹書房
掲載誌 : 近代麻雀
レーベル: 近代麻雀COMICS
発表期間:
巻数  : 4
アニメ : -

 ”あげは”と呼ばれる謎の美女は盲目だった。
 にもかかわらず、そのしなやかな指先は自在に牌を操る。
 澱みなく…優雅に…華麗に…!!
 美しく宙を舞う蝶に引き寄せられるように、彼女に挑む男たちが目にするのは!?

出典:笑うあげは1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★★☆☆
 それぞれの話がそれぞれの話で完結するオムニバスのような形をとっており、話のテンポは速いです。
 各話では麻雀を通じて対戦相手の人格や背景、人生が語られあげはがそれを汲み取りつつも打ち負かしていくのは爽快です。

  • 物語性
    7
  • 人物像
    8
  • 世界観
    6
  • 絵画力
    7
  • 緻密さ
    6
  • 漫画力
    7
  • 更新度
    5
  • 作家性
    5
  • 話題性
    0
  • 希少性
    0

感想

 麻雀が人一倍好きで麻雀をしていれば上機嫌になるような謎の美女、あげは。彼女は全盲にもかかわらず強く美しく牌を打つ。
 あまり麻雀の漫画は読まないのですが、この漫画ではそれぞれの話がそれぞれの話で完結するオムニバスのような形をとっており、話のテンポは速いです。
 各話では麻雀を通じて対戦相手の人格や背景、人生が語られあげはがそれを汲み取りつつも打ち負かしていくのは爽快です。

笑うあげは3巻131
出典:笑うあげは3巻

 
 全盲のあげはが主人公なので、盲目であることを主題もしくは主眼にした話が多くありますが、自分としては執事である橘との信頼関係が見えるシーンが好きです。
 主人であるあげはの目が見えないことをいいことに下品な振る舞いをする対戦相手に(表情は変わらないものの)怒りをあらわにし、対局をぶち壊す執事の橘。それに因縁をつけ手を上げた対戦相手に麻雀で再戦を持ち掛けるあげは。その幕間にあげはが再戦の理由を話すところはもうあげはについていこうと思わせますね。

 残念ながら4巻で完結となってしまいました。
 新刊いつ出るのかなーと思っていたら、見逃していたようでかつ完結していてちょっとショックでした。

書籍関連

 田中ユタカさん
 https://twitter.com/tanakayutak


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