【感想】平穏世代の韋駄天達（～４巻まで）

　ファンタジーが好きな方ならおすすめ。

基礎情報

　かつて、世界は魔族に滅ぼされた。
　近代兵器も通じない怪物魔族の前に、人類は滅びる寸前を迎えていた。
　打つ手を失った人間たちは救いを求めて祈り続けた。
　祈る以外に道はなかった。
　そして神は現れた。
　韋駄天と呼ばれる戦いの神。
　彼らは突如この世に現れ魔族を倒した。
　現在より８００年以上昔の話である―――。
　時は過ぎ…平和な時代に生まれた韋駄天＝戦いの経験のない「平穏世代の韋駄天達」の前に再び、魔族が復活する！？
　神・人・魔物の８００年ぶりの生存闘争、開幕ッ！！！

出典：平穏世代の韋駄天達１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・ハヤト
　平穏世代の韋駄天。
　８０年前に発生。
　リンに修行という名のしごきを受けている。

・イースリィ
　平穏世代の韋駄天。
　１００年前に発生。
　知的好奇心、探求心が強い。
　
・ポーラ
　平穏世代の韋駄天。
　１６年前に発生。
　動物と心を通わせることができる。

・プロンテア
　平穏世代の韋駄天。
　２００年前に発生。
　過去の韋駄天達が使えた魔法技術をさせている。
　魔法の威力はたぶん比べ物にならないほど弱い。

・リン
　韋駄天。
　かつての韋駄天と魔族との戦いでの生き残り。
　めちゃくちゃ強い。

・ピサラ
　ゾブル軍陸軍大将。
　イースリィに敗北し韋駄天達側に。

・ミク
　異常な洞察力を身に付けた調教師。

・魔王様
　オバマ皇帝からタケシタ、オオバミと名と姿を変えている。
　
　

あらすじ

　８００年前。
　近代兵器の効かない怪物魔物を前に人類は滅亡寸前となっていた。
　人間はただ救いを求め祈り続けた。
　そして韋駄天と呼ばれる戦いの神が突如現れ魔族を倒した―――。

　魔族はいなくなり、戦うことも無くなったが生まれてきた韋駄天達、「平穏世代の韋駄天達」は修行という名のしごきを受けたり、知的好奇心を満たそうとしたり、それぞれ自由に生きていた。

　人に紛れて生き延びた魔族たちは帝国ゾブルは平穏世代の韋駄天達に刺客を送り込む。

感想

　韋駄天や魔族と人間の抗争の物語。
　韋駄天が生まれるのは生物からの思念から、救いを求める心から生まれるということを１巻で早々に言っています。

　魔族から人間を救った後も韋駄天が生まれることの説明や今回の魔王様につながる話にうまく生きている印象です。
　流石は天原さん、発想自体は奇抜とまでは言いませんが、しっかりと設定してそれを活かすのはうまいです。

　2021年7月22日からTVアニメも放送とのことでそちらも楽しみです。
　次巻7月29日発売なのでアニメ化記念の２か月連続刊行のために貯めてたようですね。
　

作者・書籍関連

　クール教信者さん
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