【感想】淫獄団地（～２巻まで）

　能力バトルものが好きな方なら面白いかもしれない。

基礎情報

　そこは、危険な人妻（オンナ）が跋扈する魔の団地―――。

　人の欲望を増幅させる「リビドークロス」に魅入られし人妻たちを前に、新米管理人ヨシダの運命は―――！？

出典：淫獄団地１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・ヨシダ
　主人公。
　高校卒業後就職に失敗し引きこもりに。
　父が体を壊し入院したことを機に父が管理人をしていた団地の管理人となる。
　
・ワタナベ
　１号棟在住。
　ショタ好き。
　リビドークロスはKidnapper（誘拐魔）。

・カタギリ
　２号棟在住。
　ヨシダに「女の変質者」を密告する。

・イチノセ
　２号棟在住。
　団地にいた男児に自身のセクシー自撮りを見せるのが好き。
　リビドークロスはScatter（ばら撒き魔）。

・ミズタニ
　３号棟在住。
　ローション大好き。
　リビドークロスはSlimy（粘液魔）。

・サモナリ
　４号棟在住。
　リビドークロスはRoly-poly（引き籠り魔）。

・シキジョウ
　５号棟在住。
　リビドークロスはPussy cat（寝取り魔）。

・サカクラ
　６号棟在住。
　リビドークロスはBacchus（酒乱魔）。

・イカヤマ
　８号棟在住。
　リビドークロスはTentacles（触手魔）。

・ハイバラ
　警察署の担当刑事。
　右目だけ異常に動く。
　足コキでイかせた相手の記憶を吹っ飛ばす

・カンザキ
　狂気のセールスレディ
　異常かつ強引な押し売りに犠牲になった者多数。

あらすじ

　高校卒業後就職に失敗し引きこもりになった主人公・ヨシダ。
　父が体を壊し入院したことを機に父が管理人をしていた団地の管理人となった。

　実はこの団地には「女の変質者」が多数出没するという恐ろしい噂があった。
　その女たちは露出が激しく卑猥な服を着ており、若い青年が襲われて被害に遭う事件も発生したことも。

　ヨシダが出会った彼女たちは「リビドークロス」というケースから衣装と能力を得ていた。
　頻発するリビドークロスによる事件から、警察に相談に行くも体よくあしらわれ、担当刑事のハイバラはカンザキと因縁が…？
　
　一方、変態人妻に拉致られ慰み者にされそうになるヨシダを救ったのはバニシング排斥婦人会だった。

感想

　主人公がボルタッククロ―（おじいちゃんおばあちゃんの按摩に最適手かざし療法強化器具）を購入してからヒーローっぽくなるのと合わせて、バニシング排斥婦人会なる狂気の婦人会、刑事と憂国商会の関係など登場人物増えすぎからの謎が謎を呼ぶ展開に追いつくの大変。
　リビドークロスがどこからともなくやってきたものではなく、意図して贈られたものであることや、その狙いも少しずつ明かされ。
　あれ、ちょっと楽しいんじゃないか、これ。

　サスペンス…サスペンスというか、何だろうこのストーリーの既視感。
　人の心の隙に付け込んで暴れされ、それを糧に目標を達成する…。
　それに対して主人公が制裁しつつ真相に迫っていく…。
　仮面ライダー●か？
　

前巻までの感想

【感想】淫獄団地（１巻）

おすすめ度：★★☆☆☆ 　能力バトルもの？ 　自身の性的嗜好にあった能力を得られるリビドークロスで能力を得た人妻達がバトル、主人公は能力（リビドークロス）なしで彼女たちの起こす事件を解決していくような感じ。 　多分これは頭空っぽにして能力バトルを楽しめばいいんだと思う。

作者・書籍関連

　丈山雄為さん
　https://twitter.com/porosuke

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