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【感想】その着せ替え人形は恋をする(1巻)

2021年12月24日

 ラブコメ、コスプレが好きな方におすすめ。

基礎情報

その着せ替え人形は恋をする1巻表紙
出典:その着せ替え人形は恋をする(1巻)表紙

作品名 : その着せ替え人形は恋をする
ジャンル: ラブコメ
漫画  : 福田晋一
原作  : 福田晋一
出版社 : 株式会社スクウェア・エニックス
掲載誌 : ヤングガンガン
レーベル: ヤングガンガンコミックス
発表期間: 2018年No.03~
巻数  : 1
状態  : 連載中
アニメ : -

 クラスのギャルと秘密の関係…?
 いつも友人の輪の中心に要るギャル系美少女、喜多川海夢(きたがわまりん)。
 クラスメートの五条新菜(ごじょうわかな)は、彼女を”別世界の人間”だと思っていた。
 雛人形の頭師を目指し新菜が、放課後被服実習室で作業していると、そこに現れたのは…まさかの…!?

 「あたしにコス衣装作ってくれないかな…!?」
 二人のドキドキ山盛りコスプレ・スクールライフが始まる!!

出典:その着せ替え人形は恋をする(1巻)裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★★★☆
 主人公五条新菜は、クラスメートのギャル系美少女、喜多川海夢を”別世界の人間”だと思っていた。
 雛人形の頭師を目指し新菜が、放課後被服実習室で作業していると、そこに喜多川海夢が現れコスプレ衣装の作製をお願いされることから始まるコスプレラブコメ。

  • 物語性
    9
  • 人物像
    8
  • 世界観
    9
  • 絵画力
    9
  • 緻密さ
    8
  • 漫画力
    8
  • 更新度
    5
  • 作家性
    5
  • 話題性
    7
  • 希少性
    4

主な登場人物

・五条 新菜(ごじょう わかな)
 主人公。高校1年生。
 幼少の頃に両親を亡くす。
 祖父の作った雛人形に一目惚れし、雛人形の頭師(かしらし)になることを目指し日々練習に励む。
 一方で、雛人形を好きなこととそれを幼なじみに気持ち悪いと言われたことを引きずっており、小、中学校、高校になっても話題が合わないと友達ができずにいる。

・喜多川 海夢(きたがわ まりん)
 ヒロイン。高校1年生。
 天真爛漫を体現したようなスクールカースト上位のギャル。
 幼女向けアニメのキャラ、シオンたん推しを隠しもしないオタク。
 好きなことは好きと言えるし、それを否定されることを嫌う。
 人の大切なものを大事にできる優しさも持っている。

あらすじ

 祖父の雛人形に一目惚れした主人公は雛人形の頭師を目指し日々練習をしていた。
 それもあってか、小、中学校、進学した高校でも話題が合わないと友達ができずにいた。

 同じクラスのギャルでスクールカスト上位といった喜多川海夢はオタクであること隠さず
 むしろ好きなものを好きと言える姿に、ありのままを受け入れてもらえることを生きやすいだろうと思っていた。

 雛人形の作成に欠かせないミシンが壊れてしまったことで一時的に被服実習室で作業をしていると、予想だにしない喜多川海夢が現れる。
 そこで海夢がコスプレをしたいけど自分では衣装が作れず、五条にコス衣装の作製をお願いすることに。

 ひょんなことから二人のコスプレ・ラブコメが始まる。

感想

 1巻・2巻同時発売の1巻分です。
 雛人形作製という悪く言えばニッチな家業とそれを目指している主人公の五条君に感情移入せずにはいられないですね。

 幼少期に幼馴染に男なのに雛人形が好きなことを気持ち悪いと言われるシーンは胸が締め付けられるようでした。
 好きなものこそ違うとはいえ、今でこそオタクが市民権を得てきた感はありますが、少し前はオタク=気持ち悪いでしたので。

 そんな彼が、自分と縁遠いスクールカースト上位で何でもできるであろうギャル・喜多川海夢からコスプレ衣装の作製を依頼される。
 彼女も彼女で好きなものになりたいのに、自分ではどうにもできないもどかしさを抱えながら、五条君にお願いするのはいいですね。

 ドギマギしながら採寸を始めて、喜多川の雫たんになりたいという思いにこたえるべきだと、五条君が職人モードになるの良いですね。
 ストーリーも人物や背景がしっかりしていてしっくりきますし、今後の展開が楽しみです。

作者・書籍関連

 福田晋一さん
 https://x.com/fukudashin1
 


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