漫画感想

【感想】雨夜の月(1話)

2021年6月25日

 百合が好きな方におすすめ。

基礎情報

雨夜の月新連載トビラ
出典:雨夜の月新連載トビラ

作品名 : 雨夜の月
ジャンル: 百合
漫画  : くずしろ
原作  : -
出版社 : -
掲載誌 : こみっくDAYS
レーベル: -
発表期間: 2021年6月~
巻数  : 0
状態  : 連載中
アニメ : -

 金田一咲希は高校入学直前のある日、ピアノレッスンに向かう途中で見知らぬ同世代の少女とぶつかり手を擦りむくが、相手から無言で落とした楽譜を丁寧に拾われ絆創膏をもらう。
 咲希は印象的だったその少女とクラスメイトとして再会し、名前が及川奏音、そして耳が不自由だと知る。
 学校では障害を理由に周囲と距離を置く奏音に、淋しさを覚えた咲希はどうにか分かり合おうとし、そんな彼女の姿に奏音の態度も次第に変わっていき…。

出典:雨夜の月作品紹介

感想概要

 おすすめ:★★★☆☆
 漫画にしたらどうなるのか、漫画ではどう表現するのか面白い題材だと思いました。
 聴覚障害者を抜きにしても及川のキャラクターがすぐにわかるし、反対に今後どうキャラクターや心情が変化していくのかが楽しみです。及川の自己紹介の部分が印象的ですが、主人公・咲希のピアノへの想いに関しても何かありそうですのでそちらも今後が楽しみです。


 

Sample

主な登場人物

・金田一咲希(きんだいちさき)
 主人公。
 幼少から通うピアノ教室に向かうところ偶然及川にぶつかってしまう。
 咲希の通う学校の同じクラス隣の席には、及川の姿が。

・及川奏音(おいかわかのん)
 小5まで耳が聞こえていたが、感音性難聴に。
 長い黒髪に、出会いがしらの及川に美人と思われるほどの美人。
 クールというより他人との壁を作っているように見える。

あらすじ

 高校入学を控えた4月。雪も残る岩手県。
 主人公・金田一咲希は幼少から通うピアノ教室に向かっているとボーイッシュな格好をした黒髪ロングの美人とぶつかってしまう。
 会話もろくになかったが、転んだ拍子にけがをしたようで、絆創膏を渡される。

 通ったピアノ教室がなくなると聞いて落ち込む金田一。
 母親からは高校入学を機にピアノ教室をやめてはと勧められる。

 高校の入学式を終えクラスに行くと、自分の席の隣にはあの日の美人が座っていた。
 担任が入ってきて早速自己紹介となった時、担任は及川の席に向かい方に手を乗せ彼女を紹介する。
 「皆さんと同じ新入生です…が、及川さんは実は耳が不自由です。」
 

感想

 一巻の発売どころか2話の無料公開も待てずに感想を書き出しました。
 26日に2話無料公開予定なので公開されたらすぐ読む。
 
 まず題材が面白いなと思いました。
 ここでいう面白いというのは漫画にしたらどうなるのか、漫画ではどう表現するのかという意味であり、聴覚障害者をいじる、嘲るといった意味は決してありません。
 次にキャラクター。
 聴覚障害者を抜きにしても及川のキャラクターがすぐにわかるし、反対に今後どうキャラクターや心情が変化していくのかが楽しみです。及川の自己紹介の部分が印象的ですが、主人公・咲希のピアノへの想いに関しても何かありそうですのでそちらも今後が楽しみです。
 最後に連載。
 作者のくずしろさんは、「姫のためなら死ねる」、「兄の嫁と暮らしています。」、「鳥獏先輩何賭ける?」、「あくまのまま」、「永世乙女の戦い方」、「笑顔のたえない職場です。」に加えて本作雨夜の月を連載しています。
 泳いでいないと死んでしまう回遊魚のように、漫画を描いていないと死んでしまう人なのではないかと思ってしまうほどです。

作者・書籍関連

 くずしろさん
 https://twitter.com/kuzushiro


 雨夜の月1話(コミックDAYS)
 https://comic-days.com/episode/3269632237276869027


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