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【感想】Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした(1巻)

2020年11月24日

 義理の娘たちといちゃいちゃするのが楽しめるなら面白いかもしれない。

基礎情報

Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした1巻表紙
出典:Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした1巻表紙

作品名 : Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした
ジャンル: 最強父娘ファンタジー
漫画  : しゅにち
原作  : 友橋かめつ
出版社 : 株式会社オーバーラップ
掲載誌 : コミックガルド
レーベル: GARDO COMICS
発表期間: 2020年5月~
巻数  : 1
アニメ : -

 将来を嘱望されていた最年少のAランク冒険者カイゼルは自分のミスで守るべき村をドラゴンに焼き尽くされてしまう……。
 絶望の淵に立たされた彼が、焼け野原で見つけたのが村の唯一の生き残りである―――3人の赤ん坊だった。
 希望の光に満ちた赤ん坊を胸に、カイゼルは誓う。
 「この子たちは、俺が立派に育て幸せにしてみせる!」
 
 時は経ち、娘たちは彼の尽力の甲斐もあり立派に成長を遂げ、剣技に、経営に、魔法に、稀有な才能を花咲かせようとしていた。
 だけど、困ったことが1つだけ……。
 優秀すぎる娘たちが父・カイゼルを大好き過ぎて―――!?

 父親と可愛い娘たちが紡ぐ最強乳父娘ファンタジー、開幕!

出典:Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:☆☆☆☆☆
 主人公が受けたのは「Aランク任務 火山に生息するワイバーンの討伐」とされているのに、急に登場したエンシェントドラゴンにより麓の村が全滅したことを後悔します。あまりにも傲慢ではないでしょうか。
 主人公が見つけた生存者は3人の赤ん坊でありこの子たちを育てることを決めますが、育てる描写はほぼなく14歳になるのでもうここで終わりでよくない?

  • 物語性
    0
  • 人物像
    0
  • 世界観
    0
  • 絵画力
    2
  • 緻密さ
    0
  • 漫画力
    1
  • 更新度
    2
  • 作家性
    0
  • 話題性
    0
  • 希少性
    0

感想

 齢14でAランクの冒険者として活躍していた主人公は山に向かいワイバーンの討伐任務を無事こなすも、その後イレギュラーで出現したSランク級魔物エンシェントドラゴンによって麓の村が人も建物も全て破壊されてしまう。
 生存者を探してさまよう主人公が見つけたのは3人の赤ん坊であり、主人公はこの子たちを育てることを決める。

 3人の娘たちは健やかに育ち、剣技、経営、魔法とそれぞれの個性を伸ばしていった。

 冒険者の地位、AやSのランク付けなどがまず不明の状態で始まります。
 主人公が受けたのは「Aランク任務 火山に生息するワイバーンの討伐」とされているのに、イレギュラーとして登場したSランク級魔物エンシェントドラゴンが登場したこと、そのドラゴンにより麓の村が全滅したことを「守るべき人を守れなかったらなんの意味もない」と後悔します。
 全滅した村に主人公の恋人や家族がいたとの描写はなく、後の話では王都を追われ故郷のユズハ村に行ったとされているので、全滅した村は主人公に所縁の無い村であり、主人公は自身1人の実力で守りたい、守れると思っていたのでしょうか?
 描写から平服、リュックなどの荷物も持たず、一人で火山に上りワイバーンと戦うような人間ですが、あまりにも傲慢ではないでしょうか。

 拾った3人の子は3人とも美少女で、一人は10歳で大人も混ぜた村の剣術大会優勝、一人は10歳で商売のプロ相手に見事に交渉、一人は10歳で魔術の先生より魔術がうまいと主人公の教育のたまものなんでしょうけど、14歳になるまでの描写は一人1話、3人での話が1話くらいしかないので、掘り下げも何もありません。
 メインキャラクターだと思うんですが、ゲームキャラのメイキング成功くらいにしか思っていないんでしょうか。

 3人の娘たちが14歳で村を出るところで1巻が終わります。
 タイトルどおりだとしたら後は娘たちがなんか帰ってきて父で主人公のカイゼルにいちゃいちゃしたりなんなりするだけなんでしょうから、もうここで終わりでよくない?

作者・書籍関連

 しゅにちさん
 https://twitter.com/syunichill_


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