【感想】お嬢様の僕（～８巻まで）

　ハーレム系ラブコメが好きな方におすすめ。

基礎情報

　父は執事、母はメイドという両親の元で生まれ育ち、世話焼き属性が染みついた主人公の前に現れたのは、身の回りのことが何も出来ないお嬢様。
　着替えすら出来ないお嬢様との、気の抜けない同居生活が始まる！

出典：お嬢様の僕作品概要

感想概要

登場人物

・近衛養太郎
　主人公。高校一年生。
　身の回りのことができないお嬢様２人の面倒を見ることになった高校生。

・西園寺翼
　主人公の母親がメイドとして勤める先のお嬢さま。
　着替えとかもメイドにしてもらっているガチな方。

・九条みのり
　主人公の父親が執事として勤める先のお嬢さま。
　主人公の幼なじみでもあり、若干の一般知識はある。
　主人公が好きで構って欲が羞恥心を上回る。

・杉野夏帆
　九条家のメイドだったが、諸事情により解雇。
　その後近衛家に雇われ養太郎の指南役に。
　ちなみに高校二年生。

・花村凛子
　主人公の年の離れた親戚。
　小学校５年生。
　主人公に好意を寄せるが、主人公からは「赤ん坊のころから面倒を見てきた可愛い妹」として見られている。

・大瀬若葉
　主人公のクラスの委員長。
　夏帆のメイド道の弟子になった。

あらすじ

　執事の父、メイドの母を持つ主人公・養太郎は幼少より高いハウスキーピング技術を身に付けていた。
　父も母もそれぞれ別の家に勤めており、一人暮らし状態の養太郎が突然二人のお嬢様のお世話をすることになる。

　一人は西園寺翼。
　全寮制のセレブ女子高に通っていたが、社会勉強として一般的な生活を学んで来いと養太郎の通う高校へ転校してきた。
　電車の改札で切符を通すことも知らず、養太郎に助けられ何とか通学するものの、着替えもメイド達にやらせていたようで、袖の通し方からボタンの付け方まで教えるようなお嬢様。

　もう一人は九条みのり。
　海外の支社に向かうとのことで執事のところ（＝養太郎の家）に預けられた。
　養太郎とは幼なじみのようで、好意を抱いている。
　西園寺とは異なり多少の一般知識はあり着替えが出来たりするが、西園寺に世話をする養太郎に構って欲しくて自分にも同じことをしてほしいくてたまらないご様子。

　九条みのりにくっついてきた専属メイド・杉野夏帆。
　みのりの身の回りのことは完ぺきにこなせるが、九条家から一旦解雇され近衛家の（養太郎の）指南役として舞い戻る。
　養太郎がお嬢様がたの身の回りのお世話（着替えさせたり、採寸したり）を楽しむ。

　そんな４人が一つ屋根の下で過ごすラブコメ。

　８巻では近衛を誰が射止めるのかライバル参戦宣戦布告大会（？）が巻き起こる。
　そして最終的に近衛はストレスから病院に。

感想

　主人公が女の子に好かれまくるラブコメ。
　やけに難聴というわけでもわざと知らないふりしているわけでもないけど遅々として関係は進展しない。
　しかもライバルの女の子は増えていく。

　みんなそれぞれ個性があっていいキャラです。
　以前からちょっとずつ露出してきた委員長・若葉ちゃん。
　８巻でクローズアップされてうれしい限り。
　俺は委員長を推す。

　

　

余談

　１月８日に８巻が発売されました。
　８巻の帯には累計６０万部突破の文字が。

　売れていることを宣伝することは良いと思いますが、数字は今回出さない方が良かったのではと。
　２０２０年４月発売の６巻帯で累計４５万部突破、２０２０年９月発売の７巻の帯で累計６０万部突破をうたっていて、８巻までで頭打ちになったみたいじゃないですか。。。

作者・書籍関連

　田口ホシノさん
　https://twitter.com/taguchihoshino

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