漫画感想

【感想】フランケン・ふらん Frantic(~3巻まで)

2020年10月31日

 キモいエグいグロい漫画好きにおすすめ
 それ以外の方は読まないことをおすすめ

基礎情報

フランケン・ふらん Frantic3巻表紙
出典:フランケン・ふらん Frantic3巻表紙

作品名 : フランケン・ふらん Frantic
ジャンル: メディカルホラー
漫画  : 木々津克久
原作  : -
出版社 : 株式会社秋田書店
掲載誌 : 月刊チャンピオンRED
レーベル: チャンピオンREDコミックス
発表期間: 2019年4月号~
巻数  : 3
アニメ : -

 ふらん復活! あの美少女天才外科医が帰ってきた! 彼女のメスが生むのは、奇跡か、恐怖か…!? 衝撃のメディカルホラー! 「フランケン・ふらん対開田さんの怪談」も収録!

出典:フランケン・ふらん Frantic1巻紹介文

感想概要

 おすすめ:★★★☆☆
 基本的に1話で完結する勧善懲悪的な話を集めたかたちで、最悪途中の巻から読んでも大体話がつうじる。
 施術時・施術後のエグいグロい描写(話の内容を含む)が、好き嫌いを分けるところかもしれません。
 3巻では表紙もアドレアですし、第13話アドレアの恋の物語が好きです。

Sample

感想

 2006年~2012年まで刊行された「フランケン・ふらん」の続編。
 生物学者によって造られた主人公ふらん。彼女が得意の人体改造技術で人を助けようとしたり後悔させてあげたりするお話。
 基本的に1話で完結する話を集めたかたちをとっているので、最悪途中の巻から読んでも大体話がつうじる。


 メインのキャラクターはふらんで、補助的なキャラクターや施術して加わったキャラクターが多い。
 ・ふらん
  本作の主人公。
  生物学の悪魔と称えられる斑木博士の最高傑作。医学的、科学的知識に優れ、並外れた施術能力も持つ。
  ほぼ何事にも動ぜず、施術時に腕が足りないと自身の腕を増やしたりするやべーやつ。
  
 ・ヴェロニカ
  斑木博士の護衛用生体暗殺兵器。
  短剣を扱うが、扱う身体にも刀剣、ギロチンが仕込まれているやべーやつ。
 
 ・アドレア
  体中に包帯を巻いたミイラのような姿をした女性。
  体内に人体の様々な臓器を格納していおり、体中にある「チャック」から内臓を取り出し、ふらんが施術する際に提供するやべーやつ。

 ・ガブリール
  脳、内臓や筋肉などを分割して自在に組み替えられるようにした機構「トランス・フェノメナ」を有している。
  直接攻撃だろうが核弾頭だろうが毒だろうが効かないやべーやつ。


 ストーリーは、ふらんさんこんなことしたいです(こんな事態になってます)→えー原因はこれですかね、施術で対応してみますか→こんなことになるとは(これも一つの結末か)、のような勧善懲悪を基本として1話完結構成。
 面や施術時・施術後のエグいグロい描写(話の内容を含む)が、好き嫌いを分けるところかもしれません。
 絵柄は独特、話の内容・雰囲気に合っていてわかりやすく読みやすいです。どうしても説明が多いので読むのに若干パワーが要りますが。

フランケン・ふらん Frantic3巻073
出典:フランケン・ふらん Frantic3巻



 3巻でも面白い話が多かったうち、第13話アドレアの恋の物語、が好きです。
 臓器貯蔵人間のアドレアが、移植された臓器の元の持ち主の影響によって恋愛に目覚め(させられ)た、というお話。
 「恋愛とは(文化が発展し増えすぎた)人類を減らすための自浄プログラムのようなものかもしれないわね~」というのは面白いですね。
 面白いと思った理由?ははっ、察して。

作者・書籍関連

 木々津克久さん
 https://twitter.com/kigitsu


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