漫画感想

【感想】ペスト(~3巻まで)

 なぜ今なのか
 否、今こそ読む漫画

基礎情報

ペスト3巻表紙
出典:ペスト3巻表紙

作品名 : ペスト
ジャンル: ヒューマンドラマ
漫画  : 車戸亮太
原作  : カミュ
出版社 : 株式会社新潮社
掲載誌 : Bバンチ
レーベル: BUNCH COMICS
発表期間: 2020年6月~
巻数  : 3
状態  : 連載中
アニメ : -

 194X年4月、アルジェリア北西部の港町オラン。
 短い春を謳歌していた町は、前触れなく閉ざされた。
 恐ろしい流行病によって―――。
 鼠の氾濫、謎のリンパ疾患、錯綜する情報、そして…。
 凡庸な町が突如として熱病に侵される”不条理”を描き、圧倒的共感を呼んでいるノーベル賞受賞作家・カミュの代表作を、車戸亮太が激情のコミカライズ!!
 不穏が忍び寄る逡巡の第1巻。

出典:ペスト1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★★☆☆
 1947年発行の小説をコミカライズ。
  神父はペストの意味を説き、増え続けるペスト。
 その過程で神の真意を図ることができないと解釈することを放棄、医療をうけないという。
 こういった方々は神が死ねと言えば(死ねと言っているように捉えれば)死ぬんでしょうかね。
 

  • 物語性
    9
  • 人物像
    9
  • 世界観
    10
  • 絵画力
    6
  • 緻密さ
    8
  • 漫画力
    8
  • 更新度
    6
  • 作家性
    5
  • 話題性
    4
  • 希少性
    2

登場人物

・ベルナール・リウー
 医師。
 鼠の死骸から、ペストの予兆を感じ取る。

・オトン
 予審判事。

・ランベール
 新聞記者。
 パリに残してきた恋人に会うためオランから出ようとする。

・ジャン・タルー
 旅人。
 自身はペストに罹っていると言い、いつも手帳を持っている。

・グラン
 リウーの元患者。

・コタール
 グランの隣人。自室で首をくくろうとしていたところをグランとリウーに助けられる。

・パヌルー
 神父。
 街でペストが流行した意味を説く。

あらすじ

 194X年4月16日にアルジェリア湾岸の港町オランで、主人公で医師のベルナール・リウーは1匹の鼠に躓いた。
 鼠の駆除数の増加、リンパ疾患から想定される伝染病。
 否定したい推測、気づきたくない確信。
 知っている、分かっているが、認めるに足らない証拠。
 
 伝染病と確定すれば街を封鎖せざるを得ず人にも産業にも大きな影響を及ぼす。
 少しずつ、でも確実に迫ってくる伝染病・ペストの恐怖や理不尽さを描いています。

 神父がペストの意味を説き、タルーたちが保健隊の結成を申し出ます。

 ペストの意味を説いた神父パヌルー、彼自身もペストに罹る。

感想

 ペスト地区と宣言され街は封鎖。
 封鎖、締め付けを厳しくすればするほど反発するかのように人々は出歩き、町の外へ行く者も出だす。

 神父はペストの意味を説き、増え続けるペスト。
 その過程で神の真意を図ることができないと解釈することを放棄、医療をうけないという。

 信仰を持っていたりしてないので無神論者になりよくわからないのですが、
 こういった方々は神が死ねと言えば(死ねと言っているように捉えれば)死ぬんでしょうかね。

前巻までの感想

作者・書籍関連

 車戸亮太さん
 https://twitter.com/kurumado_ryouta


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