【感想】笑顔のたえない職場です。（３巻まで）

　お仕事コメディを読みたい方におすすめ

基礎情報

　新人少女漫画家の双見奈々（ふたみなな）先生は、年上の女性担当編集の佐藤楓（さとうかえで）さんやアシスタントの間瑞希（はざまみずき）さんに支えられながら、時々本人曰く職業病の激しい妄想を拗らせながら今日もお仕事中！

出典：笑顔のたえない職場です。１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・双見奈々（ふたみなな）
　主人公。25歳漫画家。
　月刊で将棋漫画「昴へ」を連載中。
　連載前は有名漫画家滝沢さんのところでアシスタントをしていた。

・間瑞希（はざまみずき）
　双見さんのアシスタント。20歳。
　以前SNSでバズったのをきっかけに連載を持ち掛けられるも断った。
　あだなははーさん。

・佐藤楓（さとうかえで）
　双海さんを担当する編集者。29歳。
　お団子ヘアが可愛い、割と乙女チックな女性。

・角館塔子（かくのだてとうこ）
　棋士・女流三段。20歳。
　「昴へ」の監修をしている。
　作者くずしろさんの別作品「永世乙女の戦い方」にも登場している。

・梨田（なしだ）
　滝沢さんのところでアシスタント先輩。
　週刊で「こくさんはあんしん！！」を連載していたが打ち切られる。
　打ち切りが決まってから双見さんの家によくいる。

・ねこのて
　双見さんのアシスタント。16歳。
　デジタルアシスタントととして佐藤さんから紹介された。

　

あらすじ

　ちょっと変わったところのある新人漫画家で主人公の双見さんのボケと、とても常識人なアシスタントの間さんのツッコミがこだまする、漫画家さんのお仕事コメディ。
　
　以前のアシスタント先の先輩である梨田さんが週刊連載を打ち切られたと、双見さんの家に来た。
　来たのはいいが、そのまま住み着くように居座り騒がしさに拍車がかかる。

　以前は編集者に駄目だしされてばかりだった双見さんが月刊連載から別連載や別作品のスピンオフの話など（漫画家として）モテ期到来！？
　デジタルアシスタントとして一緒に働いて１か月のねこのてさんとのビデオ通話や、運動不足解消のために散歩に出た先で拾ってしまう話など、双見さんたちのちょっとした日常が垣間見えます。
　

感想

　３巻でも双見さんたちのちょっとした日常が楽しく繰り広げられます。
　どの話も日常だったり、漫画家としてちょっとしたことなのかもしれませんが、案外シリアスな部分もあったりで面白いです。

　第１８話　想定の範囲外です！！　
　デジアシのねこのてさんの話、すごく好きです。
　SNS上でのねこのてさん、デジアシとしてのねこのてさん、ビデオ通話で話したねこのてさん、全部違う印象。
　なのに話が進んでねこのてさんの人となりがわかってくると全部がねこのてさんなことに納得できるのがいいですね。
　ねこのてさんの出番は多くないのに印象的なのはこの納得感があるからですかね。

　第２４話　私がいなくても
　アシスタントの間さんの話。
　間さん口に出さない（？）けど双見さんよろしく結構面倒な人だよね？
　嫌いというわけではなく、むしろよくわかるし大好きなんですけどね。
　第１０話　覚えてますよ　を読んだ後だと間さんの表情・感情なのか思い描けていいですね。

前巻までの感想

【感想】笑顔のたえない職場です。（２巻まで）

おすすめ度：★★★★☆ 　女性漫画家さんのお仕事コメディ。たぶん漫画家さんのよくある日常を（面白く）描いた作品。 　２巻で続々新キャラ登場、それでも薄まらない佐藤さんの可愛さ。 　帯のアオリのとおり「本作の対象読者は漫画を愛する全ての人達です」。

作者・書籍関連

　くずしろさん
　https://twitter.com/kuzushiro

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（作品関連）永世乙女の戦い方

【感想】永世乙女の戦い方（～４巻まで）

おすすめ度：★★★★☆ 天野香織を目指し参加したマイナビ女子オープン、５１歳の女流七段に香が挑むところ。 　年齢的な老いとは裏腹に、長期休暇を挟んだ余裕のある強さ、対女流に特化した強さ、奨励会にいた際の獣のような強さ。ファンに魔女と呼ばれる、今まで指してきた全てで戦う姿は重みを伴って怖くすらありますね。

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