漫画感想

【感想】みどりの星と屑(~2巻まで)

2021年2月8日

 漫画家になるために努力する人が好きな方におすすめ。

基礎情報

みどりの星と屑2巻表紙
出典:みどりの星と屑2巻表紙

作品名 : みどりの星と屑
ジャンル: 群像劇
漫画  : 瀬崎ナギサ
原作  : -
出版社 : 株式会社双葉社
掲載誌 : webアクション
レーベル: ACTION COMICS
発表期間: 2020年4月~
巻数  : 2
状態  : 連載中
アニメ : -

 「私があの子にマンガの描き方を教えた。どうしてあの子だけデビューできるの!!」
 マンガに青春を捧げた美大生4人の群像劇、ここに開幕!!

出典:みどりの星と屑1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★★☆☆
 漫画家になるために頑張る美術家の学生たちのお話。
 テーマ的にもだいぶ黒くて暗いです。
 程度の差はあるとしても、一生懸命頑張っているものがある人ほど、きっと主人公・翠と同じようになると思います。


 

  • 物語性
    8
  • 人物像
    9
  • 世界観
    8
  • 絵画力
    8
  • 緻密さ
    7
  • 漫画力
    7
  • 更新度
    8
  • 作家性
    6
  • 話題性
    2
  • 希少性
    0

主な登場人物

・森久保翠(もりくぼみどり)
 主人公。大学2年生。
 北斗美術大学美術学科マンガ専攻。
 赤坂姫子とは高校から同じ。
 漫画の描き方を教えていた赤坂が先に連載を始めることになり嫉妬を覚える。

・赤坂姫子(あかさかひめこ)
 大学2年生。
 翠と高校から同じで、漫画の描き方を教わる。
 当初絵も下手だったが、SNSでのバズりもあり連載にこぎつける。

・美作紫(みまさかゆかり)
 大学1年生。
 一度見れば大抵のことはできる天才型。

・桃瀬治(ももせおさむ)
 大学1年生。
 SNSで自身の描いた漫画をアップしている。
 

あらすじ

 北斗美術大学美術学科マンガ専攻。
 親を説得し、漫画を描くために大学に通っている主人公・森久保翠。

 高校生の時に知り合い、漫画の描き方を教えていた赤坂と共に通う大学では、学内マンガ誌への掲載や漫画コンクールなどが行われていた。
 講義の講評でも翠が10点満点中8点、姫子が7点だった。
 
 姫子がSNSに上げたマンガがバズり、出版社から隔週連載の話を持ち掛けられる。
 おめでとうという気持ちと一緒に、黒いざわざわした感情が湧き上がってくるのを感じる。

 姫子が連載のために書いた原稿を見てみると、以前は全然かけなかったのに、面白い漫画が描けている。
 そうして、無意識に姫子を見下し、追い抜かれ嫉妬しているのだと気づく。

感想

 漫画家になるために頑張る美術家の学生たちのお話。
 テーマ的にもだいぶ黒くて暗いです。

 漫画でなくても、程度の差はあるとしても、一生懸命頑張っているものがある人ほど、きっと翠と同じようになると思います。
 
 

みどりの星と屑2巻158

 暗い気持ちを抱えながら、自己嫌悪や後悔をしながら、努力が報われないことに苦しみながら、辞めたくなっても諦められないものってありますよね。

作者・書籍関連

 瀬崎ナギサさん
 https://twitter.com/sezakinagisa


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