漫画感想

【感想】星恋*ティンクル ~BROTHER COMPLEX~(1巻完結)

2020年10月4日

 ストーリーが気になるのであればゲームのほうをどうぞ。
 そういう意味では販促成功してるのかも。

基礎情報

星恋*ティンクル ~BROTHER COMPLEX~表紙
出典:星恋*ティンクル ~BROTHER COMPLEX~表紙

作品名 : 星恋*ティンクル ~BROTHER COMPLEX~
ジャンル: 恋愛、ファンタジー
漫画  : ぺけ
原作  : きゃべつそふと
出版社 : 株式会社KADOKAWA
掲載誌 : コミックアライブ
レーベル: MFコミックス アライブシリーズ
発表期間: 2016年11月~2017年3月
巻数  : 1
アニメ : -

 どこかノスタルジックな雰囲気の漂う渚沙町に引っ越してきた「景」と「そらは」は、叔母の家で二人きりの生活を始めることに。
 兄の「景」に支えられ、病弱な妹の「そらは」も何とか学園生活を始める。
 この町で、どこか不思議なセンパイの「凪」、診療所の娘の「咲良」、そしてクラスメイトで神社の巫女の「珠希」と出会い、二人は次第に渚沙町にも溶け込んでいくのだが…。

 大人気PCゲーム「星恋*ティンクル」から、人気キャラ「そらは」のルートをここにコミカライズ!

出典:星恋*ティンクル ~BROTHER COMPLEX~裏表紙

感想概要

 おすすめ:[osusume]
 「星恋*ティンクル」というゲームの販促漫画。
 設定や今後のストーリーを推測することはできるんですが、回収されない凪と「ナギ」の関係、「星夜祭」、「チカラ」、話数も少なく、説明も描写も足りず、風呂敷をたたむどころか広げてもいないような感じです。咲良、珠希に至っては空気。

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感想

 「星恋*ティンクル」というゲームの販促漫画。

 病弱な妹・そらはの療養のため、兄の景は渚沙町に引っ越し、町にある学校に転校する。町で出会った不思議な少女・凪や診療所の娘でメイド服の咲良、クラスメイトの珠希とヒロインを一通り紹介。凪からは出会ったときにこの町では「ナギ」という星が見え、古くから崇めており年に一度星夜祭という祭りを行っている事を教えてもらう。
 病弱で家に一人でいるのが嫌だったかそらはがこっそり学校に行き、屋上から景色を眺めていたところ、景が現れ運悪く老朽化していたフェンスの支柱が折れ、落下するものの「チカラ」で事なきを得る。
 凪から景とそらはに兄妹以上の絆を感じたとのことで星夜部への入部を勧められ、景とそらは星夜部に入り、景はこの町と一緒にそらはを守っていこうと決心する。

 唐突に起こるパンチラ。サービスショットなのかもしれませんが正直なぜそこでという印象のものが多いです。パンチラ見てしまう→ヒロイン怒る→まずい仲直りしたい→…みたいに展開も何もなし。
 例が多いのでパンチラを例にしてしまうが、凪のはスルーして会話続行、珠希には本人に「けっこう可愛いのはいてるんだな」と言及、咲良は(着替中だったというのもあるが)慌てて退散。主人公の感情の起伏に一貫性がなく咲良ルートかとすら思う。

 漫画ですべてのルートを書ききれないのは仕方ないとしても、そらはルートはこれで終わりなのという終わり方。ギャルゲーでいういわゆる共通ルートだけじゃないのか。
 たぶんですが、兄の景と妹のそらはは「チカラ」を持っていて、景がそらはに「チカラ」を使わせることを憚っていることから、「チカラ」を使うと命を削るとかのデメリットがあるんだと思います。
 さらに推測ですが、別ヒロインの凪も「チカラ」が使えるかもしくは「チカラ」の源的なもので、「ナギ」とこの年の星夜祭が特別と言っていることから、祀られたり最悪死ぬのかもしれません。クラスメイトの珠希の家が神社というのも関係しているのかもしれません。
 病弱な妹や命にかかわることがあるため診療所(咲良)を絡めているのかもしれません。

 そういった設定や今後のストーリーを推測することはできるんですが、回収されない凪と「ナギ」の関係、「星夜祭」、屋上から落ちたときに使用したらしい「チカラ」、話数も少なく、説明も描写も足りず、風呂敷をたたむどころか広げてもいないような感じです。
 咲良、珠希に至ってはなぜ紹介されたのかレベルの空気。

作者・書籍関連

 ぺけさん
 https://twitter.com/xoxomelon


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