とりあえずハーレム物を読みたい方はいいかもしれません。
基礎情報
作品名 : 神童勇者とメイドおねえさん
ジャンル: ハーレム
漫画 : 上杉響士郎
原作 : 望公太
出版社 : 株式会KADOKAWA
掲載誌 : コミックアライブ
レーベル: MFコミック アライブシリーズ
発表期間: 2019年12月~
巻数 : 1
アニメ : -
かつて神童と謳われ、魔王を倒して世界を救った勇者シオン。
出典:神童勇者とメイドおねえさん1巻裏表紙
英雄としてたたえられるはずの彼は、《魔王の呪い》により王都を追放され、辺境での隠遁生活を強いられる。
世界を救い、けれど世界に忌み嫌われた少年―――
その絶望と孤独の日々に突如現れたのは、四人のメイドおねえさんだった。
「シオン様になら、どんなことをされても平気ですよ?」
「シー様ってば、本当にかわいいな、もう~。なでなで」
「坊っちゃまって、意外と敏感なんですねぇ」
「御屋形様の前で肌を晒すなど、恥ずかしくて―――」
魔王を倒した最強の少年と四人のお世話好きおねえさん。
辺境で暮らす五人の、穏やかで騒がしい日常の物語。
感想概要
おすすめ:[osusume]
魔王を倒した最強の少年と四人のお世話好きおねえさん。辺境で暮らす五人の、穏やかで騒がしい日常の物語。
主人公の右手は魔王の呪いがひどくて「右手で直接触れればあらゆる生命は一瞬で死に絶える」そうです。
[chart01]
感想
神童と呼ばれた主人公の少年シオンが十歳で「勇者」称号を授かり、魔王を打ち滅ぼした。
しかし、称号も地位も名誉もすべて他者に横取りされ、蔑まれ忌み嫌われ全てを失い隠遁を始める。
隠遁を始めてから1年、屋敷を訪れた四人の女に言う「ここで僕と一緒に暮らさないか」と。
導入はかっこいいですよ。何か魔王を倒した後の陰謀やらそれを乗り越えて四人と暮らし始めたのかと思わせる感じとか。
でもハーレムだけで他には特にありません。むしろツッコミ待ちと思わせるところだらけです。物語が破綻しない程度の矛盾とかならスルーして進めるんですけど、そもそもストーリーがほぼないからそこにしか目がいかないです。
どういった経緯かは語られていないのでわかりませんが、魔王を倒した後死ねない呪いをかけられ、王都からは金をもらって追い出されたとのこと。人々からは忌み嫌われてしまったとのことですが、主人公の書いた魔術書は買ってくれるようです。
王都では一盗賊団が聖剣を盗み出せるほど警備は甘く、聖剣は誰でも扱えるようです。
盗賊団は分け前の争いで勝手に自滅、生き残ったお頭的な人が聖剣で主人公に挑みます。この聖剣は過去に主人公が使用していたそうですが主人公は油断して首を落とされます、何故だ。
呪いのために不死なのはいいですが、首切られて喋れないでしょ、体は頭がなくても自動制御か何か?
ちなみに聖剣は質量を喰らう「聖剣ザグラム」、流れを司る「聖剣リッター」、距離を掌握する「聖剣メルトール」の三つだそうで、神々が人間に与えたそうですがネーミングセンスは壊滅的です。
主人公の右手は更に凄く魔王の呪いがひどくて「右手で直接触れればあらゆる生命は一瞬で死に絶える」そうです。エターナルフォースブリザード級です。
王都を追われ隠遁しましたが、魔王の呪いで周囲から常にエナジードレインするため周囲の植物は全て枯れ果てるのに、大地に血を与えると主人公の魔力が宿りエナジードレインは影響しなくなるそうです。ごめんわかんない。
遊びと称してメイドの一人と戦闘訓練的なことをしますが、そこでは空間魔術を使った「無限回廊」なるものを発動。「移動距離」という概念を極限まで「圧縮」する秘術(の劣化版)で、ほんの少し動くために小国一つ横断する程度の移動が求められることになるとのこと。なぜそれで主人公とメイドとで会話が成立するの。二人の間の会話、音波の伝達は移動距離ではないということなのだろうか。
そういえばなんで四人はメイドなんでしょう?たぶん考えても答えは出ないな…
作者・書籍関連
上杉響士郎さん
https://twitter.com/uesugi_KIKKAYA
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