【感想】インゴシマ（～１０巻まで）

　遭難ものが好きな方なら楽しめるかもしれない。

基礎情報

　修学旅行先へ向かう高校生の一行を乗せた客船が、嵐に遭遇して難破してしまう。
　流れ着いた海図にない島―――。
　そこに住まうのは、不気味な日本語を話し、野蛮な生活文化を営む”シマビト”だった…。
　飲み水さえも満足に手に入らない極限状態の中で、少年少女たちはその本能を少しずつ剝き出しにされていく。
　全ての道徳が吹き飛んだあとでも、人は人としていられるのか―――
　獣に堕ちてしまうのか。

出典：インゴシマ１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・東堂啓太（とうどうけいた）
　主人公。高校２年生。
　ゲームの世界ランカー。
　
・宮原葵（みやはらあおい）
　ヒロイン。高校２年生。
　主人公と幼なじみで同じクラス。

あらすじ

　修学旅行先へ向かう主人公・東堂啓太達都立吉ノ宮高校一行を乗せた客船が、嵐に遭遇して難破してしまう。
　流れ着いた島には、不気味な日本語を話す住人たちがいた。

　漂流した一行の内数名が殺され、拉致され明らかに友好的でない島の住人。
　遭難で通信機器や食料もない中、主人公達は帰ることができるのか。

　生き残ることがそもそも出来るのか。

　

感想

　お色気で釣る極限サバイバル的な何か。
　
　サバイバルもので遭難時に偶然AEDとともに流れ着いたのはいいとして、「※実際のAEDの使用は手順を守り正しく使ってください」とかどういうことなの。
　正しい使い方するか、解説ページもうけるとかなかったのか。
　少なくとも海水で濡れてるんだから水分を拭う描写とか入れて。

　主人公のゲーム世界ランカー設定は生きてましたっけ？
　全裸の男どもが袴を武器に島の住民と戦ったり（一応島の住人の序列決定戦的なものをしている）。
　敵地に侵入して仲間を取り戻そうとしてる中ヤりだす奴がいたり。

　伏線があるんでしょうけど、よくわからん単語を使う島の住人だったり、とりあえずヤっとけ的なお色気だったり、ギャグなのかわからんやり取りがあったり。
　こいつらほんとに帰る気あるんだろうか。

　

作者・書籍関連

　田中克樹さん
　https://twitter.com/yo_shi_ki

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