【感想】末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家大腸ガンになる（１巻完結）

　若い方にもガンなんて自分には関係ないと思っている方にもおすすめ。

基礎情報

　末期ガンでも酒は飲めるしごはんもおいしい！

　38歳職業エロ漫画家、ある日突然、腹が減る。
　こんな程度で病院に行く人いる？
　胃が疲れているのかな…と思って病院に行ったら、大腸に末期のガンがみつかりました。

　発見・告知・手術・抗ガン剤治療…
　周りの人々との触れ合いを綴った、病気のつらさに負けない超絶ポジティブ闘病記！

出典：末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家大腸ガンになる裏表紙

感想概要

主な登場人物

・ひるまな
　作者。38歳（1話執筆時）、女性エロ漫画家。
　ある日、以前に比べ食べられない状況や頻繁な空腹感、生理痛と違う違和感から旦那さんから受診を勧められる。
　そこから怒涛の展開と闘病生活が始まる

・夫
　ひるまなさんの夫。
　昼間奈さんのよき理解者。すぐ泣く。

あらすじ

　急に腹が減る。

　お昼を食べたばかりの空腹感、考えてみると以前より食べられなくなる状況に違和感を覚えていた主人公・ひるまなさん。
　以前から重い生理痛であったが、それとも痛む場所などが違う。
　そんな様子を見ていられなくなった夫が病院へ行くことを勧める。

　最初に受診した病院ではCTをしてもらうも異常なし、気のせいでは？と言われてしまう。
　納得のいかない夫に勧められ別の医院に行くと名医により異常が見つけられ、大きな病院で検査するよう言われ、結果としてガンがみつかる。

　ガンがみつかるまでの経緯や手術に臨むまでの周りの人とのやり取り、闘病生活を綴ったポジティブ闘病記。

感想

　主人公が漫画上の表現でウサギになっていたり、夫がウサギの覆面レスラー見たくなっていたりしますが、内容はいたってまじめです。
　絵柄も鳥獣戯画っぽくて面白いです。（お医者さんなどは普通に描写されているのでギャップがすごいです）

　ガンがみつかるまで、見つかってから手術まで、手術の後、がコミカルにポジティブに描かれています。

　闘病生活もそうですが、中盤でのカミングアウトは結構重かったです。
　本人はすごく勇気がいることだったと思います。
　作中でも言われていますがカミングアウトを受ける時には軽視せず疑わず真剣に聞こうと思いました。

　正直、この漫画を読んだからガンの予防に努められるとか、役立つ知識が身につくとかではないと思います。
　しかし、いざ自分がこうなったら、周りの人がこうなったら、そんなときの心構えがあらかじめできるのではないでしょうか。
　
　１話が公開中ですので、まずは１話を読んでみてもらいたいです。
　https://comic-polaris.jp/daicho/

　

作者・書籍関連

　ひるまなさん

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