【感想】SHIROBAKO（１巻）

　SHIROBAKOを漫画で読みたい方におすすめ。
　劇場版が再上映されていますので、漫画で最初だけでも復習したいのであれば。

　SHIROBAKO公式Twitter
　https://twitter.com/shirobako_anime

基礎情報

作品名　： SHIROBAKO
ジャンル：お仕事
漫画　　：やとみ
原作　　：武蔵野アニメーション
出版社　：株式会社KADOKAWA
掲載誌　：まんが王国
レーベル： BUSHIROAD COMICS
発表期間： 2020年2月～
巻数　　： 1
アニメ　： 2014年10月～2015年3月

　アニメ制作のリアルを描く群像劇、開幕！！

　高校時代に同好会メンバーと、「将来また、アニメーションを作る」という誓いを立てた宮森あおい。
　現在、「武蔵野アニメーション」で多忙な日々を過ごしていた。
　同社の元請作品「えくそだすっ！」に制作進行として携わるあおいに、次から次へとトラブルが降りかかり―――！？
出典：SHIROBAKO１巻裏表紙

感想概要

　おすすめ：★★☆☆☆
　アニメーション制作の現場で働く方々の群像劇で、アニメーションがたくさんの人、いろいろな境遇の人や環境の中で作成されていて、各部署の調整役とでもいう制作進行をみゃーもり自身も含めアニメーション制作にかかる人たちの奮闘や葛藤などが描かれます。
　絵柄がアニメにかなり近いのでアニメを見ている方でも違和感なく馴染みやすいと思います。

感想

　出すのが遅すぎます。
　
　2014年10月から2015年3月にかけて放映されたアニメーションのコミカライズです。内容はアニメ本編をなぞるもの。
　放映が終了してから５年もして公式コミカライズコミックスが発行されるとか。
　
　狙いとしては2020年2月29日から公開の劇場版の宣伝と誘引でしょう。
　それにしたって遅すぎます、まんが王国での連載が2020年2月28日、コミックスの発行が2020年9月8日付。
　2018年4月28日の「武蔵境×SHIROBAKO 春祭り」にて制作発表があったはずですし、2019年3月24日のAnimeJapan2019でもブースがあったはずです。
　宣伝する気がないのかと疑いたくなるほどです。普段映画を見ない客、特に書店での宣伝効果を期待しているのであれば完全に時機を失しています。

　アニメーション自体の出来は大変良く面白いので未視聴の方には見ていただきたいです。
　劇場版はコロナ禍の影響があったため舞台挨拶が中止となったりで大変でしたが、現在再上映中です。一部で2020年8月28日から始まった再上映は、先に出た東京のイベント開催制限緩和で2020年10月1日から満員でも認められることとなったため良いタイミングではありませんでした。
　劇場版は公開までの期間、公開時期、再上映の時期とタイミングに全く恵まれませんでした。

　政府が検討するイベント開催の制限緩和案の全容が１１日、関係者への取材で分かった。プロ野球やサッカーＪリーグといった大規模イベントは会場定員の「５０％以内」を維持する一方、「５千人」とした一律の人数制限を撤廃する。映画・演劇など静かに鑑賞する催し物は満員も認める方針。
出典：2020/9/11東京新聞TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/54934

　コミカライズの内容についてはアニメーション制作の現場で働く方々の群像劇で、制作進行をする主人公宮森あおいを中心に描かれます。
　宮森あおいは高校時代にアニメーション同好会で「神仏混淆七福神」を仲間と作成し、卒業後もまた同じメンバーでアニメーションを作ろうと誓います。
　アニメーションがたくさんの人、いろいろな境遇の人や環境の中で作成されていて、各部署の調整役とでもいう制作進行を宮森あおいが勤め、自身も含めアニメーション制作にかかる人たちの奮闘や葛藤などが描かれます。
　コミカライズの１話がアニメの１話に対応していることや絵柄がアニメにかなり近いのでアニメを見ている方でも違和感なく馴染みやすいと思います。
　１巻では３話「総集編はもういやだ」まで収録されています。　

余談

　本当にどうでもいい話なんですが、漫画の各話の間に区切りの意味だったり、ページ（左右）の調整だったりでページが入ることがあります。１ページか２ページ。
　作者さんがこぼれ話したり落書き風に書いたりするものもあり個人的には結構好きなんですが、SHIROBAKOのページ数はなんか意味があるのでしょうか？