漫画感想

【感想】文武両闘 最強才智の育て方(3巻完結)

2021年9月24日

 駆け引きとかが好きな方は面白いかもしれない。

基礎情報

文武両闘 最強才智の育て方3巻表紙
出典:文武両闘 最強才智の育て方(3巻完結)3巻表紙

作品名 : 文武両闘 最強才智の育て方(3巻完結)
ジャンル: 格闘×頭脳バトル
漫画  : 内々けやき
原作  : 河本ほむら
出版社 : 株式会社KADOKAWA
掲載誌 : 電撃マオウ
レーベル: 電撃コミックスNEXT
発表期間: 2017年6月号~2021年8月号
巻数  : 3
アニメ : -

 非力な秀才が学園最強に名乗りを上げる!

 「文武両道」を校是とする私立葉隠学園では、文武を同時に競う「文武両闘」により全てが決められる。
 文武両闘において連戦連敗の少年・香織に手を差し伸べたのは、学園の生徒会副会長・極子だった。
 彼女は、歴代最高店で入試を突破した香織の頭脳に目をつけ、香織に「校内最強の男になれる」と言い切る。
 そして、「最強の突き」を伝授することで、香織を勝たせようとする。
 この日から、香織の人生は変わり始める―――!!

出典:文武両闘 最強才智の育て方(3巻完結)1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:★★☆☆☆
 格闘戦と頭脳戦とを組み合わせたものをやりたかったんだと思いますがあえなく3巻で完結となりました。
 正直に言うとストーリーの大前提が破綻していてわけがわかりません。
 漫画は内々けやきさんが担当されていたので迫力があり良かったのですが、いかんせん格闘戦と頭脳戦との組み合わせというコンセプト自体が機能していない印象でした。

Sample

主な登場人物

・有馬敷香織(ありまじきかおり)
 主人公。
 私立葉隠学園に歴代最高得点で入試を突破した特別奨学生。
 しかし文武両闘では連戦連敗無勝だった。
 文武両闘で全てが決まる葉隠学園をやめようとしたとき極子に声をかけられる。

・宗主院極子(そうしゅいんきわこ)
 私立葉隠学園副生徒会長。
 武に優れた美少女だが、頭が弱い。
 学園の理事長である祖父が学園で最も優れた生徒会長と結婚させようとしている。

・鬼首真麗(おにこうべまれい)
 私立葉隠学園現生徒会長。
 極子との結婚に執着している。
 

あらすじ

 文武両道を是とする私立葉隠学園
 主人公・香織はそこに歴代最高得点で入試を突破して入学するも、学園で行われる文武両闘で連戦連敗無勝。
 文武両闘でランキングされる学園内では勝てない香織はいじめの対象になっていた。

 学園をやめることを考えていた香織の前に現れたのは副生徒会長の極子。
 「文」に秀でた香織を誘い、文武両闘最強、現生徒会長との結婚を無しにするため、香織を最強にする!
 

感想

 格闘戦と頭脳戦とを組み合わせたものをやりたかったんだと思いますがあえなく3巻で完結となりました。

 正直に言うとストーリーの大前提が破綻していてわけがわかりません。
 なぜ主人公は文武両闘で全てが決まるような学園に入学したんでしょう?
 奨学金が出るから、というのなら他の学校でもよいでしょう。
 
 仮に理由があって入ったものとして、極子に鍛えられるうちに極子を好きになったとしましょう。
 極子の祖父に極子の結婚決められる権利はないでしょう?
 私立葉隠学園、その理事長というものがかつての財閥や政界、経済界を裏で牛耳っているとかならまだしも、そんな設定は語られていません。

 そうであれば文武両闘などせず二人で駆け落ちでもすればよいのに。
 打ち切りだったんでしょうが、ラストもラストで何が何でも文武両闘したい彼らの思考回路が理解できませんでした。
 
 ストーリーではなく頭脳戦?トリック?ですが、2巻の「五重の塔」の話は真面目にわかりませんでした。
 何度も読みなおしてやっと言いたいであろうことがわかりましたが、1回でわかった人いるの?レベルのわかりにくさ。
 たぶんトリックがわかりにくいんではなく、説明がわかりにくいんだと思います。

 漫画は内々けやきさんが担当されていたので迫力があり良かったのですが、いかんせん格闘戦と頭脳戦との組み合わせというコンセプト自体が機能していない印象でした。

作者・書籍関連

 内々けやきさん
 https://twitter.com/keyaki0202


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