漫画感想

【感想】ライター×ライター(3巻完結)

2021年5月18日

 アニメ脚本家の奮闘物語が好きな方におすすめ。

基礎情報

ライター×ライター3巻表紙
出典:ライター×ライター3巻表紙

作品名 : ライター×ライター
ジャンル: ヒューマンドラマ
漫画  : コト
原作  : 深見真
出版社 : 株式会社芳文社
掲載誌 : まんがタイムきららフォワード
レーベル: MANGA TIME KR COMICS
発表期間: 2017年12月号~2021年3月号
巻数  : 3
状態  : 完結
アニメ : -

 劇場アニメでの華々しいデビューとは裏腹に、売れない新人脚本家の橋本カエデ。
 若手実力派脚本家の十文字ユキカと同居することになったカエデは、ユキカから脚本のいろはを学びながら二人でTVアニメの脚本作業に挑むことに……!?

出典:ライター×ライター1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:[osusume]
 アニメの脚本などの解説が多く若干テンポは悪く感じますが、ストーリーとしては簡潔で長くはありません。
 簡潔なストーリーはその分わかりやすく、主人公・カエデちゃんの仕事が認められたときとか、3巻の脚本対決の結果とか面白かったです。
 作中のアニメ、特に「サイレント」はアニメで見てみたいと思わせてくれます。

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主な登場人物

・橋本カエデ(はしもとかえで)
 主人公。
 「流星群カーニバル」でアニメ脚本デビュー。
 その後は十文字ユキカに弟子入りする。

・十文字ユキカ(じゅうもんじゆきか)
 アニメ脚本をメインに仕事をしている。
 「流星群カーニバル」を評価している。

・若本サヤカ(わかもとさやか)
 帝都アニメーションプロデューサー
 橋本カエデに十文字ユキカへの弟子入り兼アシスタントを斡旋

・川辺リカコ(かわべりかこ)
 帝都アニメーションアニメ監督
 いつも変なTシャツを着ている。

・児玉サリ(こだまさり)
 「小説家になるぞ!」の超人気作「美少女たちがアイドルになったらギリで魔王が倒せそう」の原作者。
 以前別作品がアニメ化された時に脚本家にめちゃくちゃにされたことから、今回は十文字ユキカを指名。

・柴田凧
 「小説家になるぞ!」の超人気作「美少女たちがアイドルになったらギリで魔王が倒せそう」の原作イラスト。
 児玉サリと同じ高校で先輩。主人公とも同じ高校。

・十文字マリナ(じゅうもんじまりな)
 人気テレビドラマ脚本家。
 十文字ユキカの母。
 娘に実写の脚本家になってほしいと考えており、脚本で勝負を挑む。

あらすじ

 夢だったアニメ脚本家になり、劇場で舞台あいさつに立って、主人公・橋本カエデの人生は順風満帆!
 のはずだった。

 デビュー作がイベント上映されると大コケ、ネットでもつまらないと酷評され自信喪失。
 新しい仕事もなくバイトをしながらくすぶる毎日を送っていた。
 
 そんな中アニメ制作会社のプロデューサーから電話が入る。
 かつて見ていたアニメの脚本家、十文字ユキカの弟子兼アシスタントとしてアニメ脚本に携わることに。

 映像化不可能と言われたベストセラーのミステリー小説をテレビドラマと劇場版アニメ両方で映像化されることが決まった。
 テレビドラマの脚本を母の十文字マリナが、アニメの脚本を娘の十文字ユキカが書き、それで勝負をすることになる。

感想

 アニメの脚本などの解説が多く若干テンポは悪く感じますが、ストーリーとしては簡潔で長くはありません。
 簡潔なストーリーはその分わかりやすく、主人公・カエデちゃんの仕事が認められたときとか、3巻の脚本対決の結果とか面白かったです。

 カエデちゃんのデビュー作「流星群カーニバル」、十文字ユキカが脚本をした「ダムダウン」、「サイレント」。
 特に「サイレント」はアニメで見てみたいと思わせてくれます。

 絵柄は可愛く、背景や小物も描かれており、とても読みやすいです。
 もっと読んでみたかったのですが、3巻で完結となってしまいました。 
 
 
 

ライター×ライター1巻171
出典:ライター×ライター1巻

 自身の脚本が世間に酷評されても、好きな人がいてくれたこと、自身の仕事が無駄ではなかったことを教わるシーン。
 脚本に限らず「いい仕事」をしたいものです。

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 コトさん
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