【感想】凛としてカレンな花のように（１巻）

2021年1月2日

　百合、バディアクションが好きな方におすすめ。

基礎情報

作品名　：凛としてカレンな花のように
ジャンル：スタイリッシュコンビアクション
漫画　　：ヒロアキ
原作　　： -
出版社　：株式会社講談社
掲載誌　：コミック百合姫
レーベル：百合姫コミックス
発表期間： 2018年10月号～
巻数　　： 1
状態　　：連載中止
アニメ　： -

　独りより二人のほうが強いに決まってる！！
　幼なじみの五十鈴凛（いすずりん）と悠木カレン（ゆうきかれん）はいつも一緒にいるくせに口を開けばケンカばかり…。
　でも二人は周囲に秘密の関係で繋がってもいる。
　それは人の心の弱さを狙って絶望に追いやる敵・”死人（しびと）”と日夜二人で戦っていること。
　凸凹なコンビだけどなんだかんだ気ごころの知れた二人にミステリアスな転校生が介入してきたり、凛の身体の秘密を知る敵が現れたり、学校生活ではカレンに気がある女の子が現れたり！？
　波乱万丈、凛とカレンのスタイリッシュコンビアクション開幕！
出典：凛としてカレンな花のように１巻裏表紙

感想概要

　おすすめ：★★☆☆☆
　主人公の二人、五十鈴凛と悠木カレンは幼なじみで同じ高校に通っていつもケンカばかり。
　普通の女子高生として学園生活を送りつつ、人間の身体を乗っ取ろうとする”死人”と戦う日々を送っていた。
　カレンの凛好きっぷりを見ながらアクションも楽しめるのに、連載中止となってしまったのは残念。
　

登場人物

　・五十鈴凛
　　主人公。
　　明るく快活でやたらと女子に好かれる。運動神経も良く健啖家。
　　悠木カレンとは幼なじみで共に”死人”と戦っている。

　・悠木カレン
　　もう一人の主人公。
　　生徒会役員の金髪メガネっ娘。高身長で成績優秀。
　　紅い目が特徴で五十鈴とケンカップルしてる。
　
　・五十嵐刀華（いがらしとうか）
　　主人公ふたりの通う高校に転校してきた転校生。
　　才色兼備で対死人の一族葬花の者。

　・彼岸花
　　種族名なのか個体名なのか不明。
　　中学生時分の主人公達と因縁がある。

ストーリー

　五十鈴凛と悠木カレンの高校生活での日常を送りながら、死人と戦っていた。

　世には人知れず死人（しじん）がおり、死人は人の負の感情に忍び寄り、ゆがめて心に穴を穿つ。
　心に穴を穿たれたその人は死人の言いなりとなり自身の命を放り出す。

　中学生の頃にはすでに死人との戦いを繰り広げていた二人。
　そんな中、「彼岸花」に遭遇し、命の危機にさらされるも彼岸花の余興で生き延びることとなる。

　五十嵐凛は彼岸花に死人の力を植え付けられていた――ー。　

感想

　設定自体はそこまで珍しいものではないと思いますが、コミック百合姫で連載するというのと、彼岸花など花に関する名称付けは好きですね。

　凛とカレンのケンカップルっぷりを楽しむこともでき、バディアクションとしても楽しむことができるのが良いです。
　カレンが凛のこと大好きなのにすぐにケンカ腰になるのが可愛いです。

　絵柄は可愛くもスタイリッシュでとても読みやすいです。
　１巻で死人や彼岸花などの設定が明らかになり、これから話が展開していくぞというところでした。
　残念ながら、２巻が出ることはなく2020年8月号にて連載中止となりました。　