漫画感想

【感想】黒鐵のイド(1巻完結)

2020年11月16日

 ヒロイックファンタジーが好きな方なら楽しめるかもしれません。

基礎情報

黒鐵のイド1巻表紙
出典:黒鐵のイド1巻表紙

作品名 : 黒鐵のイド
ジャンル: 本格ヒロイックファンタジー
漫画  : 黒銀
原作  : 秀章
出版社 : 株式会社オーバーラップ
掲載誌 : コミックガルド
レーベル: GARDO COMICS
発表期間: 2017年9月~2018年3月
巻数  : 1
アニメ : -

 西暦1999年に世界各地に飛来した謎の構造体【漂着物(ギフト)】
 人類はその恩恵によりロボット工学分野において飛躍的な進歩を遂げる。
 そして時は流れ西暦2029年―――。
 ロボット操縦科に通う平凡な少年・真木夏人は”分相応”な学園生活を送っていた。
 だが、その日常は突如出現した謎の侵略体【デス・スター】によって壊されてしまう。
 機械の骸に変貌する人々……。繰り広げられる殺戮……。
 惨劇を前に、謎の少女・フィシスが夏人に問う―――。
 「ねぇ、夏人―――特別な存在になりたくはない?」
 その日まで”何者”でもなかった少年が紡ぐ本格ヒロイックファンタジー、開幕。

出典:黒鐵のイド1巻裏表紙

感想概要

 おすすめ:[osusume]
 人型ロボットが汎用化された世界、主人公・真木夏人は突如現れた敵性体と戦うための力を得るために代償が必要で、最初に力を使った際の代償は思いを寄せていた朝戸カナの記憶だったりと、結構重い内容なのかなと思いつつ読み進めると突然打ち切られます。

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感想

 どこかから飛来した物体により人類の、とりわけロボット分野の研究が進み、人型ロボットが広く普及した世界。
 突如現れた少女・フィシスに特別な存在になりたくないかと問われる主人公・真木夏人。
 彼はロボット操縦も同じ学校に通う朝戸カナへの憧れも、分相応に生きていこうと決めていました。

 フィシスが呼んだかのように敵性体が現れ、街を破壊し、人を殺戮しだします。
 クラスメイトを失い、フィシスの問いに答え、主人公は力を得て戦っていくことになります。

 ありがちですが、王道のヒロイックファンタジー。
 主人公は力を得るために代償が必要で、最初に力を使った際の代償は思いを寄せていた朝戸カナの記憶だったりと、結構重い内容なのかなと思いつつ読み進めると、2回目に力を使った際の代償はなさそうなので、何かを失いながら戦っていくのではなさそう。
 ストーリーの進め方次第では面白くなりそう。ですが、コミックスは1巻で完結のようです。

 1巻最終4話は、原作小説があるのかわかりませんが、意味ありげな描写をして投げっぱなしで終わります。
 2019年4月に1巻が発行されて際に収録されたのが2017年9月~2018年3月配信分ですし、コミックガルドの連載一覧でも連載終了となっているので、打ち切りでしょう。

 人型ロボットや敵性体のデザインはかっこいいんですが、人物も含め漫画として動かせていない印象です。
 見せたいところとか演出したい内容がなんとなくわかるんですが、漫画としての画力が追いついていません。 

作者・書籍関連

 黒銀さん
 https://twitter.com/kkkkurogin


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