何も考えずにラブコメ楽しめる方なら面白いかもしれない
基礎情報
作品名 : 好感度が見えるようになったんだが、ヒロインがカンストしている件
ジャンル: 恋愛
漫画 : 大山樹奈
原作 : 小牧亮介
出版社 : 株式会社KADOKAWA
掲載誌 : ドラドラしゃーぷ#
レーベル: ドラゴンコミックスエイジ
発表期間: 2019年11月
巻数 : 1
アニメ : -
ピンクの蚊に刺され、”他人の自分に対する好感度”が見えるようになった高校生・桐崎冬馬。
出典:好感度が見えるようになったんだが、ヒロインがカンストしている件1巻裏表紙
そんな中、会話したこともないはずの美少女四天王・九条桃華の数値が、なぜか「100」とカンスト状態!?
真面目で照れ屋な彼女に惹かれていく冬馬だったが、桃華の親友であるツンデレ女子・如月結衣の数値が「-50」、さらにモテ女子の雪村希の数値は「-100」であることを知る……。
今まで交友がなかった彼女達のマイナス要因とはいったい!?
ヒロインに愛され度限界突破のほんわか甘々ラブコメ全開で、コミカライズスタート!!!
感想概要
おすすめ:★☆☆☆☆
日本の研究室はガバガバで、蚊を逃がしてしまうどころかニュースに詳細を報道される始末。
その蚊に刺されドット絵?で好感度が見えるようになりますが、ツッコミどころを増やすだけでそんな能力ストーリーにほぼ必要ありません。
感想
好感度が見えるようになってヒロインの好感度が「100」でカンストらしいのに愛され度限界突破とか。
あらすじで矛盾するのやめて…?わざとなの…?
朝起きて見慣れない蚊に刺されたら、自身への好感度が見えるようになった主人公。
あまり交友がなかった美少女の好感度が「100」になっていることで自身への好感を知り付き合うために頑張るストーリー。
日本の研究室はガバガバで、研究対象なのか実験動物なのかわからん蚊を逃がしてしまう、どころかニュースに詳細を報道される始末。
しかも報道はやけに詳細が語られ、「第一段階として他人の頭上に自分に対する好感度を示すハートマークが出現」とまで解説してくれます。
この「好感度」というのは作中で説明されず、とりあえず-100~100までの整数値で表される何かの度合いであり、嫌いが負、普通が30程度、好きが30~80まで、恋愛対象として好きが80以上っぽいです。好感度というのはカンストするものなんだね。
蚊に刺されて見えるようになった、生物的な?能力っぽいのにドット絵みたいなのはどうなんだろう。
好感度は学校でプリントを運ぶだけで教師の好感度が2上がるくらい些細なことでも変動するらしい。それ自体は問題ないのですが、2話から、何なら1話目の終盤あたりからほぼほぼでてこない。2話で10コマ(扉絵含む)しか出てこない。
加えて1話でも描写の関係なのか頭上に出ていなかったりする。その後の話でも頭上に出ていることは稀。
そもそもストーリー展開的に見える必要も薄いです。
以前優しくされて秘かに好きだったヒロインの好感度とか表示必要ないし、ヒロインの幼なじみの好感度がマイナスとか最初の態度見れば明らかだし、美少女四天王の一人の好感度がマイナスだったのは主人公の幼なじみの一言「猫かぶり」でわかるだろうし。
というか美少女四天王なるものがいるのも大概だけど、その全員の自身への好感度が気になるとか、コミックス冒頭のカラーページ台無しなのでは?
好感度が見える能力?も段階があるようですが、まず現状の設定を活かしてほしいです。
追記
2020.12.9発売の2巻で完結しました。
作者・書籍関連
大山樹奈さん
https://twitter.com/kinakoweb
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