考えることをやめて読むことができるならいいかも。
基礎情報
作品名 : 回復術士のやり直し
ジャンル: ファンタジー
漫画 : 羽賀ソウケン
原作 : 月夜涙
出版社 : 株式会社KADOKAWA
掲載誌 : ヤングエースUP!
レーベル: Kadokawa Comics A
発表期間: 2017年10月~
巻数 : 7
アニメ : 2021年1月~
【癒】の勇者ケヤルは、ある日【回復(ヒール)】が最強に至る魔法だと確信する。そして世界そのものを【回復】して四年前に戻り、自分の人生を弄んだ者たちへ復讐することを誓うのだった。
出典:回復術士のやり直し1巻紹介文
感想概要
おすすめ:☆☆☆☆☆
主人公は【回復(ヒール)】を使える勇者ですが、使用するには相手の”全て”を知らないと使えない(相手を正常な状態に戻せない)とのこと。
武術の達人を回復した時に得た技能【模倣(ヒール)】、望んだ姿にすることができる【改良(ヒール)】、壊したければ壊れた状態へと【改悪(ヒール)】(あらゆる耐性は機能しない)。
何を言っているのかさっぱりわかりません。
- 物語性
- 0
- 人物像
- 0
- 世界観
- 0
- 絵画力
- 3
- 緻密さ
- 1
- 漫画力
- 1
- 更新度
- 3
- 作家性
- 0
- 話題性
- 0
- 希少性
- 0
感想
勇者パーティでイジメられてた主人公が時間を巻き戻して変態な復習をする話。
趣味嗜好はそれぞれだし、復讐のしかたも復讐するやつが決めればいいと思います。
ただ、話はよく分からないので、考えるのをやめて絵を追っていく漫画です。
1話、勇者パーティが魔王を倒すため直接対決しているところから始まります。
大変親切なことに【砲】の勇者は自分で「【砲】の勇者の腕の見せどころだな!!」、【剣】の勇者は「【剣】の勇者たるこの僕に切れぬものはない!」と自己紹介の台詞を吐きながらパーティで作戦内容を元気に叫んでいます。
どうやってたどり着いたのかはわかりませんが、装備に傷一つなく気合十分です。
しかし、魔王は勇者たちの魔術から魔力を吸収できるようで窮地に立たされます。なお、魔力を吸収できるのに魔術をよけにかかる魔王は何しているのかよくわかりません。
きっといろいろな裏設定があるんでしょう。
追い込まれた勇者パーティは【癒】の勇者である主人公に【回復(ヒール)】を使わせようとします。
この【回復(ヒール)】は致命的な欠陥として、相手の”全て”を知らないと使えない(相手を正常な状態に戻せない)とのこと。
描写では手のひらで触れた相手(回復したい相手)の経験すべてが一瞬で、苦痛や恐怖といった感情も流れ込んできてしまい、そのうえでないと回復できないらしいです。
これが主人公には大変苦痛で、嫌がれば勇者パーティの他のメンバーに拷問され、そのうち自我をなくします。しかし、突然スキルに目覚め正気を取り戻したため、魔王との最終決戦で裏切ろうと画策します。
裏切ったところで魔王との直接対決中なので、魔王と対決することとなり、ヒールで戦います。
武術の達人を回復した時に得た技能【模倣(ヒール)】、望んだ姿にすることができる【改良(ヒール)】、壊したければ壊れた状態へと【改悪(ヒール)】(あらゆる耐性は機能しない)、そしてこう言い放ちます「ただの回復術師だ」。
何を言っているのかさっぱりわかりません。
勇者パーティが苦戦した魔王をあっさり倒し、賢者の石を手に入れた主人公。【術】の勇者が一人回復アイテムを隠し持って難を逃れていたことを知り、これから行うことを説明してくれます。
「この世界そのものを【回復(ヒール)】する…」「そして四年前あんたに出会う前からやり直すよ」
時間が巻き戻されて記憶を失っても憎しみは消えないそうで、作中で時間遡行した後も記憶は残っています。
トラウマとか嫌な経験を消すために時間を巻き戻すならともかく、折角回復アイテムも使い切ってる復讐の相手が目の前にいるのに、なんでそんな昔に戻ってやり直すの?
もうその後はレベルが低いのに毒キノコ食べてスキルを獲得までの底上げしたり、主人公視点なのに王都を始めてみたかのようなナレーション、【略奪(ヒール)】で経験値を奪う、MPを奪うなどやりたい放題。
あとは成年向けマンガを読んでいた方がよほど面白い中途半端な描写が多々入った主人公の復讐が続いていきます。
作者・書籍関連
羽賀ソウケンさん
https://twitter.com/souken226
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