【感想】つぐみ先輩のすきはちょっと変（１巻）

　ちょっと変わっている女の子との恋愛が好きな方におすすめ。

基礎情報

　恋に臆病で、恋に一生懸命な、恋についての物語。

　佐山次彦が入学式でつぐみ先輩に一目惚れしてから４年。
　才色兼備なつぐみ先輩に４年越しの想いを告げたところなんと成功！
　そうして付き合い始めたつぐみ先輩は、めちゃくちゃかわいくて、ちょっと変わっていて―――。
　憧れの人に振り回されるドキドキな日々がスタートする―――！！

出典：つぐみ先輩のすきはちょっと変１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・佐山次彦（さやまつぎひこ）
　主人公。高校１年生。
　中等部の入学式、在校生からの祝辞を述べたつぐみ先輩に一目惚れ。
　４年が過ぎ同じ高等部の生徒会副会長となる。

・八尋つぐみ（やひろつぐみ）
　ヒロイン。高校２年生。
　才色兼備な生徒会長。
　思考と発言が独特。
　

あらすじ

　中等部の入学式、主人公・佐山次彦は祝辞を述べた八尋つぐみに恋をした。
　入学式のあとで聞いた話では中学一年の時に生徒会長になり才色兼備、その人には誰もが目を奪われた。

　自身が恋だと認識する前に失恋をしたようなものだった。

　４年後、高等部の生徒会長のつぐみと副生徒会長になった佐山。
　いい加減あきらめきれない恋心にけりをつけようと思ってもやもやする日々。
　告白日和だと思ったその時につぐみ先輩の横に誰かがいたらと思ってしまったら、口をついて出たのは「すきです」の言葉だった。

　そんな彼女から帰ってきた言葉は「第二大臼歯のエナメル質が魅力的」だった！？

感想

　ヒロインが才色兼備な不思議ちゃんなラブコメディ。
　ここでいう不思議ちゃんは言動がぱっと見、その場では不思議に感じるという意味です。

　第二大臼歯・第三大臼歯の話や告白成功後の佐山の無反応への対応など、そこだけ聞いたらわけわからないと思います。
　分かりずらいだけで、それまでの過程があり、彼女なりの考えがあることが見えるので読んでいて楽しいです。
　（告白されて大臼歯の話にもっていったのは今も良くわかっていないですが。）

　付き合って初めてのデート、言われたことのない彼女からの「好き」の言葉を求めてしまう主人公の話好きです。
　話の終わり方が特に好きかもしれません。

作者・書籍関連

　きあま紀一さん
　https://twitter.com/kiama_kiichi

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