【感想】漆葉さららは恋などしないっ（４巻完結）

　めんコツが好きな方ならおすすめ。

基礎情報

　文武両道の優等生・漆葉さららは、不思議と告白されすぎて「恋愛」に失望している女の子。
　ある日、無人の教室で日々のストレスが爆発して荒れていた所を、同級生の心石小道に目撃されてしまう。
　弱みを握られた漆葉さんは心石君に何をされてしまうのかっ！？
　恋なんてしないと決めた女の子の、ちょっと不思議なラブコメディ！

出典：漆葉さららは恋などしないっ１巻裏表紙

感想概要

主な登場人物

・漆葉さらら（うるしはさらら）
　主人公。高校１年生。
　文武両道、黙っていれば美人のめんコツ。
　やたら告白されるのは子供の頃に願った結果の呪いだった。

・心石小道（こころいしこみち）
　さららにさらら自身が魅了の呪いを受けていることを告げる。
　小道自身も別の呪いがあるため魅了されていないが、触れられると駄目な模様。

・心石小鳥（こころいしことり）
　小道の姉。
　さららの（数少ない）友人。

・不死森ヨーコ（ふしもりよーこ）
　小道、小鳥の母。高校生。
　100年を生きた狐が妖狐となり、土地神になった。

・漆葉紗耶（うるしはさや）
　さららの姉。
　セリフに花が咲いている。
　土地の守り人だったりする。

・霧峰切華（きりみねきりか）
　ツインテ―ルのあれが暗器だったりする。
　態度も言動も悪いが意外に面倒見が良くていい奴。

あらすじ

　子供の頃、養子縁組で引き取られた。
　容姿端麗な姉、どこまでも人のいい夫婦、絵にかいたような美しい家庭。
　この人たちに、この家族に、見合う人間になりたいと強く魅了された。
　だから「あれ」にそう願った。

　容姿端麗、文武両道の漆葉さららは不思議と告白されることが多かった。
　少し話しただけの先輩や一目惚れだという輩まで。

　告白されても知らない相手と付き合うこともできず断り続け、陰口を言われつい移動教室で誰もいなくなった教室で教壇に当たり散らしていたところを心石小道に見られてしまう。
　性格ドブス認定をされてしまう、弱みを握られ言えないくらい恥ずかしいことをされてしまうと思って彼の呼び出しに応じる。

　少子化で誰も使わなくなった教室、彼が彼女に言った言葉は。
　
　

感想

　私不覚にもドキッとしちゃった…
　大丈夫わからんでもない！
　…作者はこのフレーズ好きなんだろうか。

　ドタバタラブコメと思いきや呪いや土地神やらそっち方面の話と案外シリアスな話ぶっこんできます。
　絵が安定して可愛いのとコメディのノリが自分には合っているので楽しく読めました。
　　
　終わり方が性急だった気がしなくもないですが、31、32話は結構好きです。

　ただ、第１話は2018年2月号、最終話は33話で2021年6月号なので長かった印象が。
　3年半近くやっていることもあり絵柄も若干変わりました。ヨーコさんの胸とかどんどん巨乳化してるし。
　
　

作者・書籍関連

　ぷよさん
　https://twitter.com/puyotopia

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