電子書籍化(自炊)

おすすめソフトウェアー傾き補正ー

2020年7月21日

 スキャンをするとどうしても傾いてしまうものです。
 キレイに置こうが傾くときは傾きます(以前の記事を参照ください)。すべてを正しい位置では不可能です。

 ただ、スキャンした後で補正をすることはできます。
 そこでおすすめなのがeTilTran(えちるとらん)です。
 画像を一括して傾き補正でき、補正についてみながら行うこともできます。

 リンクから作者のページへアクセスしダウンロードします。
 http://no722.cocolog-nifty.com/blog/etiltran/index.html

 以降、説明に「つばめティップオフ!」(ワタヌキヒロヤ著)を使用しています。

導入方法

ホームページ
最新版をダウンロードします。
解凍フォルダ
インストール不要なのでダウンロードした圧縮ファイルを解凍したら「eTilTran.exe」から起動します。

操作方法

起動画面
起動したら入力フォルダに傾きを補正したいデータの入ったフォルダをドラック&ドロップします
選択確認
読み込みの確認がありますので問題なければ「読み込み」をクリックします。
画面2
読み込まれると各ページのパラメータが一覧表示されます。
画面2-2
漫画の傾き補正では主に種別、計測、補正に着目します。
039
種別が「横書」又は「縦書」の場合は「漫画」にします。
(枠線がない場合になります。)
043
計測が「不明」の場合には画像を見ながら補正します。
(枠線がない場合や斜めの枠線の場合になります。)
補正(回転)はマウスのホイールでできます。
061
162
補正が濃い青色になっている場合には補正の値が大きいものですので要確認です。
(今回はなかったので手動で補正して表示させました)
画面2-3
補正がすべて終わったら右上の「変換」をクリックします。
変換後のファイルは「出力フォルダ」に出力されます。
(デフォルトでは入力フォルダに「変換データ」というフォルダを作成して格納します。)
変換確認
変換の範囲や出力設定をして「変換」をクリックします。
変換完了
しばらくすると変換が完了します。

補足

 10年以上も前のフリーソフトで更新も止まっているのですが、画像の傾き補正ソフトではこれが一番使いやすいと思います。
 OS等が対応していない、または不具合等がある可能性もありますので、使用の際はご留意ください。

 また、傾き補正ソフトとしては優秀だと考える一方、頻繁に使用することはお勧めしません。
 理由としては以下のとおりです。特に3つ目ですね。
  1.傾き補正しなくても読むのに支障はない
  2.傾きの理由の大半は印刷の問題
  3.こだわりすぎると時間が足らない

参考

-電子書籍化(自炊)
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