電子書籍化(自炊)

電子書籍と紙書籍とはどちらがよい?

2020年5月13日

 2010年頃からkindleをはじめ電子書籍の販売や無料の漫画アプリなどが開始され、今や電子書籍が一般的となっています。紙書籍の漫画に慣れ親しんできたせいか、電子書籍の導入を敬遠していました。人それぞれの事情や好みがありますので、ご自身にあった方法を選択するとよいと思います。

読みたいときに読めるのが良い
書籍として集めることには興味がない
電子書籍がおすすめ
紙の肌触りが良い
買った書籍で本棚を埋め尽くす充足感が好き
紙書籍がおすすめ
たくさん読みたい、取っておきたい
でも置く場所がない
電子書籍(自炊)がおすすめ

 

 2020年現在、遅れに遅れ電子書籍を導入し始めました。といっても導入した電子書籍は紙書籍を裁断し、スキャンし、ビューアソフトで読むいわゆる「自炊」による電子書籍です。
 電子書籍と紙書籍とではそれぞれメリットデメリットについて、簡単にまとめると次のようになると思います。

 


メリットデメリット
電子書籍・いつでも買って読める
・どこでも買って読める
・保管場所を取らない
・タイトルの検索ができる
・データなので基本劣化しない
・所有権がない
・紙書籍とそこまで価格が変わらない
・アプリ、サイトが分かれる
・電源、通信環境がないと読めない
電子書籍
(自炊)
・所有権がある
・購入する書店はどこでもよい
・保管場所を取らない
・タイトルの検索ができる
・データなので基本劣化しない
・自炊のための機器が必要
・自炊作業の時間、労力が必要
・裁断に罪悪感、裁断した後は後戻りできない
・ビューア等の選択、設定は自身で行う
紙書籍・書籍の所有権がある
・購入する書店はどこでもよい
・整理整頓しないとどこに何があるかわからなくなる
・保管場所の確保が大変
・通販以外では書店に買いに行く必要がある
・紙が劣化する

 電子書籍の大きなメリットはいつでもどこでも簡単に購入して読むことができ、保存に場所を取らないということでしょう。極端な話、こちら葛飾区亀有公園前発出所200巻を持ち歩いていつでも読めるというわけです。

 一方紙書籍のメリットは、電子書籍のデメリットの裏返しと言ってもいいと思いますが、どの書店で買っても良く購入した本は自分のものであり、本棚を埋める一種の所有欲を満たしてくれます。ゴルゴ13の初版が1巻から196巻まで並んでいたらさぞ総観でしょう。

 紙書籍の漫画が時代遅れというのは簡単ですが、現状では技術の進歩で新しい選択肢ができただけであり、それぞれの良しあしがあります。漫画がたまってしまったけど売っても大した金額にならないけど捨てるのはもったいない、でも置く場所もない、という方は自炊による電子書籍化を検討してみてはいかがでしょうか。

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