保存したファイルを自宅PCで楽しむのも良いですが、せっかく電子書籍化したのであれば、別の部屋や外出先などでも読めるようにしたいですね。
Windows95が発売され、PCが一般に普及してン十年が経ち今や一人一台スマートフォンを持ち、通信環境も激変しfree Wi-fiや5G通信も開始されました。当然電子書籍も便利に使えます。
著作権法を遵守し個人で利用する限り、個人の端末(PC、タブレット、スマートフォン等)間で共有しても問題ありません。
一度電子書籍化すれば、データを共有しやすくいつでもどこでも読むことができるはずです。
簡単にですが、共有する手法とデメリットをまとめてみます。
メール | 容量、手間の面で現実的でない |
USBメモリやBlu-ray | 再生機器が必要(スマホには難しい) |
ノートPC(HDD) | かさばる |
自身のHP | このためだけにHPを作成するのは面倒 |
大容量ファイル転送サービス | 容量、保存期間、利用料金の問題 |
インターネット(共有サイト) | 不特定多数がアクセスできると著作権法違反 |
それぞれの方法でできなくはないですが、便利とはいいがたいと思います。
データを自宅に置いたまま、インターネットを介して自分だけがアクセスできるようにするための解決策はVPNです。
VPNとはVirtual Private Networkの略で、インターネットにまたがってプライベートなネットワークを拡張する技術、平たく言えばインターネットの一部を自分だけで利用するものです(語弊があったらすみません)。
VPN自体は以前からあった技術ですが、通信の高速化やPC等の処理能力の向上等から最近聞く機会が増えた気がします。
ただ、これには機器が必要です。ご家庭でインターネットを使用する際には回線会社からモデムを、プロバイダからルーターを借りていると思います。この機器がVPNに対応している必要があります。
契約を今変えるのは難しいとか、そもそも自身が契約したものでないなどで対応機器に変えることができない方もいると思います。
そんな方には仮想VPNという方法があります。